エレファントカシマシが歌う“ズレてる奴らのカッコよさ”

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2011年、東日本大震災後に公開延期を決定し、“2012年秋”公開としていた映画『のぼうの城』。本作品の公開初日が11月2日と決定し、さらに主題歌をエレファントカシマシが歌うことが明らかになった。

◆映画『のぼうの城』 画像

その圧倒的なスケールゆえ、映画化実現まで8年の時間を要したという『のぼうの城』。歴史小説ファン以上に、若者と女性の心をつかみ、累計130万部を突破した大ベストセラーが映画化。豊臣軍2万人VS忍城軍500人という圧倒的不利なケンカを売った忍城軍の総大将“のぼう様”こと成田長親。石田三成率いる大軍に包囲され、絶体絶命の時、民を守るため、この男がうちだしたとんでもない秘策とは。

エレファントカシマシは、そんな映画『のぼうの城』に感銘を受け、本作品のために新曲「ズレてる方がいい」を書き下ろした。

「曲を作るにあたってまず映画を見せて頂き、男達の心象風景が細やかに鮮やかに描かれていてどんどん引き込まれてゆきました。映像の美しさ、CGの迫力、あらゆる現代的な技術を駆使して今だからこそ出来る時代劇なのだと感じました。主人公・成田長親に自分の心を投影し『ズレてる方がいい』というキーワードを得、“ズレてる奴らのカッコよさ”を正面から歌い上げました。試写会でエンディングにこの曲が流れた時、この映画の登場人物の一人に自分もなれた気がして心がふるえました。」── 宮本浩次(エレファントカシマシ)

なお、映画の主人公“のぼう様”を演じるのは、狂言界の至宝にして映画『陰陽師』以来、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎。その他に、榮倉奈々、佐藤浩市、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、平岳大、市村正親、鈴木保奈美、西村雅彦、平泉成、夏八木勲、中原丈雄、前田吟、中尾明慶、尾野真千子、芦田愛菜のキャスト陣が、両軍の痛快で愛すべきキャラクターを演じ、人間ドラマを繰り広げる。

野村萬斎は、エレカシによる主題歌「ズレてる方がいい」について以下のように語っている。

「非常にストレートなロックで、『のぼうの城』から群像劇としての、大きなパワーを受けとって頂けたのではと感動しました。時代劇とロックがコラボして、時代を超える何かが現代にフィードバックされた瞬間のようにも感じられるエンディングの歌だと思います。「ズレてる方がいい」という言葉はとても深みがあると思います。本質を見極めているからこそ、時にズレることもある、時代に流されずにズレる位に頑固に行かなきゃいけないという、主人公“成田長親”をはじめとする登場人物たちの信念を感じとって作ってくださったのだなと思い、とても嬉しいです。“日本には今、リーダーがいない”と言われる中、「ズレてる」やつがリーダーとなって立ち上がり、困難に立ち向かうこの映画から、何か希望を見出せるのではないかと思います。それを胸に、ぜひ何度もみて頂きたいと思います。」── 野村萬斎

(C)2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
◆エレファントカシマシ オフィシャルサイト
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