ジミ・ヘンドリックス、遺産管理団体が伝記映画制作の報道を否定

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5/10(木)、ジミ・ヘンドリックスの遺産や権利を管理する“EXPERIENCE HENDRIX, LLC”が、今週初めに報じられたヘンドリックスの伝記映画の制作がスタートしたとのニュースを否定した。

同財団はヘンドリックスの遺族によって運営される財団で、偉大なアーティストが残した遺産およびその音楽を管理し、出版権をコントロールしているが、このほどの報道に関しては「多くのメディアが伝記映画の制作について報じているが、過去にも同じようなことがあって否定したように、我々の全面的な参加なしにジミのオリジナル音楽を使用してそのような映画を作ることはあり得ない」とウワサを否定した。

報道されていた内容によると、映画は『オール・イズ・バイ・マイ・サイド』というタイトルで、ヘンドリックスがイギリスで『アー・ユー・エクスペリエンスト?』をレコーディングしていた時期に焦点を当てた作品になるという。また監督にはジョン・リドリーが起用され、彼にとってはこれが初監督作品になると報じられていた。

ウワサされていたアイルランドでの6週間のロケというのは明らかに実現しないと思われるが、主演候補に挙がっていたラッパーのアンドレ3000あるいは他の俳優を起用しての伝記映画の制作は将来的に完全になくなったわけではなさそうだ。

“EXPERIENCE HENDRIX, LLC”の最高経営責任者でジミの義理の妹にあたるジャニー・ヘンドリックスと同財団の幹部は、コメントの中で伝記映画を完全に除外したわけではないことも示唆し、ジミのオリジナルの音楽を使用するのであれば自分たちを最初の段階から巻き込み、パートナーとして制作する必要があると明言。このとおりの進行が実行すれば、映画は現実する可能性も残されているようだ。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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