ブラック・サバス、ビル・ワードが再結成に参加しないことを正式発表

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ビル・ワード(Dr)が、この夏予定されているブラック・サバスの再結成ツアーに参加しないことを発表した。ワードは以前から、契約に不満がありこのままでは参加できないと話していた。

ワードは火曜日(5月15日)、オフィシャル・サイト(Billward.com)に以下のような声明を発表した。「真に残念ながら、この先のサバスのショウに参加しようとする最後の努力が実らなかったことをみんなに伝えなければならない。現時点で、僕は5月19日のバーミンガムおよび6月10日のDownloadでブラック・サバスと一緒にプレイしないと報告せざる得ない。8月3日のLollapaloozaもそうだ」

「この知らせをみんなに届けるのは本当に悲しい。心からバンドとプレイしたいと願っている。このような結果になって本当に本当に残念だ」

承諾できなかった契約内容とはこんなものだったようだ。「4月初め、Downloadフェスティヴァルで“最小限”ジョインするよう依頼された。僕がプレイするのは3曲ほどで、あとは別のドラマーがブラック・サバスとプレイするという意味だったと思う。そんな条件では参加したくなかった。自分は3曲しかプレイしないのに、ほかのドラマーがサバスの曲をプレイするのを見る準備なんてできていなかった」

ブラック・サバスは5月19日に故郷バーミンガムでウォームアップ・ギグを行なうが、ワードはこれをインターネットで知ったそうだ。サバスはこのギグを発表したとき「(ワードへの)扉はいつでも開いている」と記述していたが、ワードは複雑な問題を抱えてるいま「扉の中に入っていくのは、それほど簡単なことではない」という。

彼は他のバンド・メンバーに恨みや敵意があるわけではないと記している。

現在のところまだ、ブラック・サバス側からのコメントは発表されていない。

Ako Suzuki, London
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