バンドネオン奏者、小松亮太によるアニメ『グスコーブドリの伝記』のサントラ盤がリリース

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世界的バンドネオン奏者、小松亮太が宮沢賢治の名作童話をアニメ映画化した『グスコーブドリの伝記』の音楽担当に決定、そのサウンドトラックアルバムが6月6日にリリースされる。

『グスコーブドリの伝記』は、岩手出身の児童文学作家・宮沢賢治が、冷害にみまわれた東北の森を舞台に、厳しい自然と向き合う青年の姿を描いた童話を杉井ギサブロー監督によりアニメ映画化したもの。同じく宮沢賢治原作、85年に製作された杉井監督の大ヒットアニメ映画『銀河鉄道の夜』に続きキャラクター原案はますむらひろしで、小栗旬が声優を担当する主人公ブドリを始めとする登場人物は擬人化した猫としてファンタジックに描かれる作品だ。

その『グスコーブドリの伝記』の音楽を担当したのが、世界的バンドネオン奏者の小松亮太。自らのプロデュース公演を積極的に行う一方、NHK交響楽団、THE BOOM、coba、大貫妙子、ミルバ、織田哲郎など、ジャンルを超えて様々なアーティストとも共演し、近年は海外公演など活躍の場をますます広げている彼にとって、映画音楽を担当するのは今回が初めての試みとなる。

「宮沢賢治という作家の作品はいつの時代にも古びることなく、その時代への問題提起としての役割を果たしています。この『グスコーブドリの伝記』という賢治晩年の作品もまた、私たちの現在という時代が直面している環境問題とも、ある種の重なりを感じるのです。そういう意味においても賢治の作品は、その時代その時代の人々にどう読み取るかを託しているとも言えそうです」―― 杉井ギサブロー監督

杉井監督はそんな深い思い入れを語る『グスコーブドリの伝記』は、7月7日より丸の内ピカデリー他にて全国ロードショーされる。宮沢賢治自身の実体験が強く反映された、晩年発表の傑作として知られている作品を音楽で彩る小松亮太の新たなチャレンジに注目だ。

『グスコーブドリの伝記 オリジナル・サウンドトラック』
2012年6月6日発売
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICC-1550 \2,940(税込)
01.「グスコーブドリの伝記」メインテーマ(オープニング)
02.暮らし
03.冷害
04.子取り
05.工場長
06.夢Ⅰ
07.赤ひげⅠ
08.赤ひげⅡ
09.赤ひげⅢ
10.夢Ⅱ
11.クーボー博士
12.サンムトリ火山
13.カルボナード火山
14.決意
15.「グスコーブドリの伝記」メインテーマ(エンディング)
<ボーナストラック>
16.生まれ来る子供たちのために(インストゥルメンタル)

◆「グスコーブドリの伝記」 オフィシャルサイト
◆小松亮太 オフィシャルサイト
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