Coro☆Coro with 深沢紗希、「Super Birthday」は新しい自分たちのスタート

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5月15日に発売となったシングル「Super Birthday」は、アイドル・ユニットのCoro☆Coro with 深沢紗希の最新作だが、ユニットとしては2枚目、現在のメンバーになってからは最初のシングル盤となる。Coro☆Coroとしてデビュー、現在はCoro☆Coro with 深沢紗希として活動する彼女たちの魅力と最新作を掘り下げてみよう。

◆Coro☆Coro with 深沢紗希画像

──Coro☆Coro with 深沢紗希とはどういういユニットなのか、どんな経緯で誕生したのか、まずはそこから教えてください。

礎子:オリジナル・メンバーで残っているのは私だけで、最初はCoro☆Coroという3人組ユニットとして活動を始めました。そこへソロ活動をしていた深沢紗希ちゃんを迎え、1stシングル「again」をCoro☆Coro with 深沢紗希名義で出したんですね。その後、オリジナル・メンバーの2人が脱退。そこから紗希ちゃんが正式にメンバーへ加わることになったんですけど。ユニット名だけは、そのままCoro☆Coro with 深沢紗希を使うことになり。その後に愛理ちゃんが新メンバーとして入り、それから今の3人で活動しています。

──Coro☆Coro with 深沢紗希の魅力や特徴って、どこにあると思いますか。

礎子:普通のアイドル・ユニットさんたちとは違って、ライブでヴォーカルを取るのはかならずひとりで、他のふたりはダンサーに徹していくんですね。ヴォーカルに関しても、それぞれが持ち歌的に歌う楽曲もあれば、同じ曲でも、3人それぞれがヴォーカルを取って歌うこともあるように、歌もダンスもローテーションで変えながらステージングをしていく。そこが大きな特徴だと思います。

──それだけ、各自の声やキャラクターの個性がハッキリしているからだと思うけど。まずは、愛理ちゃんの魅力から聞かせてください。

▲中根礎子
礎子:3人の中では、一番声が低いんだよね。けっこう低めのキーの歌が得意なんだけど、その中にいっつも元気さが出てるよね。

紗希:うん、若いって感じがするっ!

愛理:若いって、紗希ちゃんのほうが年下じゃない(笑)。Coro☆Coro with 深沢紗希にはいろんな曲調の楽曲があるけど、確かに低い声を活かした歌のほうが得意かも知れない。

礎子:見た目は中学生なんですけど、中身がおばあちゃんだよね。食べ物も和膳が多いし「お家で何してるの?」ときいても「陽の当たるところで編み物してる」とか言ってるし(笑)。

愛理:メンバーとファミレスに行っても、2人はハンバーグやお肉系なのに、ひとりだけサバの味噌煮とかを食べてるんです。

──礎子さんは、どうですか?

紗希:もにゃはね、声量があるように歌声にも迫力がある。そして、セクシー。

愛理:でも、曲によってはアニメ声も使ったり、暗めの曲ではそういう雰囲気になったりと、その歌の表情に合わせて声の色も変えていける人だよね。

礎子:それはあるね。ちなみにセクシーという言葉ですけど、わたし、よく衣装のときに網タイツにガーターをしているんですね。単に靴下が落ちないための予防作なんですけど、そこからセクシー系と言われるようになりました。

愛理:もにゃはCoro☆Coro with 深沢紗希のリーダーのように、しっかりもしてるよね。なんか“しっかりセクシー”な人。

──紗希ちゃんの魅力も教えてください。

▲深沢紗希
礎子:見た目はすっごいアイドルなんですけど、仕種とか反応は完全におっさんみたいなんです。メンバー中、唯一のリアルJKなのにね(笑)。

愛理:でも、声は可愛いよね。新曲の「Super Birthday」とか、紗希ちゃんにピッタリな感じがする。前向きで元気な歌って、まんま紗希ちゃんって感じだもん。

礎子:仕種はおっさんだけどね(笑)。

──5月15日にリリースとなった「Super Birthday」を歌っているのは、深沢紗希ちゃんですよね。

紗希:わたしがCDではヴォーカルを担当しています。Coro☆Coro with 深沢紗希って、ダンサブルでカッコいい系の曲が多いんですけど。この歌は、すごく元気で明るく弾けているように、Coro☆Coro with 深沢紗希の中の新しい面を出した歌なんです。

礎子:明るい曲って、これまで「again」くらいしかなかったけど、こういう「Super Birthday」のような楽曲が増えると、ライブでの盛り上がりも増えてくから、嬉しい出会いになりそうだよね。

愛理:「Super Birthday」は歌詞もいいんですよ。出てくる子の感情が落ち込んだり高まったりしながらも前向きに進んでいく。その心情が見えてきたときはドキドキしてました。ダンスも、歌詞と重なったり、ダンスならではの違う物語を作ったりと面白いよね。

礎子:歌とダンスそれぞれの物語が、重なったり離れたりしていくから、それぞれを観ていくのも面白いよね。

愛理:ダンスでは、紗希ちゃんが歌の主人公役になりふたりはその相手役になったりもするんです。しかも特徴的な踊りだからこそ、歌の世界にグッときた人たちは、ライブを通してダンスに込めた物語も感じて欲しいです。

紗希:歌詞によって声や顔の表情も変わってくからね。

──2曲目は、中根礎子ちゃんの歌う「Illusionist」ですね。

▲高橋愛理
礎子:歌詞も曲調的にもちょっと暗い感じがあるんですけど。その中にも、グッと気持ちを上げてくれる言葉がたくさん詰まっています。中に、<どんな姿でも生きよう>という歌詞があるんですけど、そこを歌うたびに「前向きに生きよう」って気持ちにさせてくれるのが嬉しくって。

──そして3曲目は、1stシングルの表題曲にもなっていた「again」ですが、なぜふたたび収録を?

礎子:1stシングルのときは、まだ愛理が加入前だったから、今の3人でしかもまだ愛理の声での音源が無かったので、愛理バージョンで歌った「again」を作ろうということで入れました。

愛理:Coro☆Coro with 深沢紗希を初めて見たときから歌っていた曲だったし。わたしの加入が決まって最初に練習したのも「again」だったように、思い出のたくさんある曲だから、それを歌えるのって嬉しいんだけど、なんか不思議な気分だったりもしてました。

──この1枚で3人それぞれの歌声を味わえるが嬉しいですね。

礎子:1曲の歌を誰々バージョンで収録するのではなく、最初からひとり1曲ずつ楽曲を担当しながらレコーディングできたように、これまでとは違う作品になったのが嬉しいですね。

──改めて、完成した2ndシングル「Super Birthday」の聞きどころを教えてください。

愛理:Coro☆Coro with 深沢紗希としては2ndシングルなんですけど、わたしが生まれて初めて参加した作品であり、この3人としても初めてのシングルになるので、新しい自分たちのスタートを切った作品になったと思います。

礎子:紗希ちゃんも正式メンバーとして、愛理ちゃんも新メンバーとして入った新しいCoro☆Coro with 深沢紗希として作った最初のシングル作品のように、わたしも、今のCoro☆Coro with 深沢紗希としての1stシングルだと思っている。曲調的にも、以前とは違う新しい面も出せた1枚になりました。

紗希:わたしも気持ちは一緒。とにかく今はたくさんの人たちに聴いてもらえたらなと思っています。

TEXT:長澤智典

2nd Single「Super Birthday」
2012年5月15日発売
MSSR-1033 1,000円(税込)
1.Super Birthday
2.Illusionist
3.again
4.Super Birthday(Instrumental)

◆Coro☆Coro with 深沢紗希オフィシャルサイト
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