ブラック・サバスのギーザー・バトラー「ビル・ワード側は冗談みたいな額を要求してきた」

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ビル・ワード(Dr)がリユニオンへの不参加を発表したことに対し、ブラック・サバスは「詳しいコメントはしない」との姿勢を表明したが、ギーザー・バトラー(B)が個人的な見解をあらわにした。

ギーザー・バトラーは彼のサイト(Geezerbutler.com)に以下のような声明を発表した。「サバスの再結成がネットでちょっとしたメロドラマのようになっているのを悲しく思っている。バンドにとってタフな1年だった。リユニオンを発表したものの、トニー(・アイオミ/ギター)がリンパ腫と診断されサバスのツアーを延期しなくてはならず、その上、ビル(・ワード/ドラム)が彼のサイトを通じ契約にサインできないことを公表した」

「ビルが契約に不満があることを彼のサイトで発表したのには驚いた。彼は契約に問題を抱えているのを俺らの誰にも話していなかった。正直言って、こういうことを解決するのは代理人で、俺ら4人の間ではないし、公けの場なんてもってのほかだ」

「(ダウンロード)フェスティヴァルでのワン・オフのショウには50人以上のスタッフ、移動、フライト、ホテル、食事、エージェント、プロモーター、会計士、弁護士など、ものすごい費用がかかる。俺らの誰も儲けようなんてこと期待しちゃいない。ニュー・アルバムをレコーディングする前に開く、ファンのための1回限りのショウなんだ。でも、ビルの代理人はこれに承諾できなかったようだ。冗談のような、現実的ではない額を要求してきた。だからダウンロードはビルなしでやることに決めたんだ。彼が考え直すか、少なくてもゲストとして出演してくれないかと望みつつ」

「俺は長いこと一緒にライヴでプレイしていなかったから、バーミンガムでウォーミング・アップ・ショウをやることに決め、収益はHelp For Heroesに寄付することにした。そしたら、ビルがまた声明を発表し、バーミンガムのショウでプレイする準備はできているが“無料で”やるよう要求されていると言い出した。俺は、チャリティーに寄付するならそういうもんだと思ってるけどね。“無料で”プレイするんだよ」

「俺が言いたいのは、ものごとには2つの面があるってことだ」「ビルとはまたいつか一緒にプレイしたいと思っている。どういうわけか、今回はそういかなかった。ビルは決断をくだし、俺はそれをリスペクトしなきゃならない」

ブラック・サバスは土曜日(5月19日)、オジーやアリス・クーパーのバンドに参加するTommy Clufetosをドラムに迎え、以下の曲をプレイしたという。

1.Into The Void
2.Under The Sun
3.Snowblind
4.War Pigs
5.Wheels Of Confusion
6.Electric Funeral
7.Black Sabbath
8.The Wizard
9.Behind The Wall Of Sleep
10.N.I.B.
11.Fairies Wear Boots
12.Tomorrow's Dream
13.Sweet Leaf
14.Symptom Of The Universe (intro only)
15.Drum Solo
16.Iron Man
17.Dirty Women
18.Children Of The Grave
アンコール
19.Sabbath Bloody Sabbath (intro only)
20.Paranoid

Ako Suzuki, London
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