衝撃の“鼻血”から10年、パーティー野郎アンドリューW.K.、日本上陸

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常にパーティー野郎として世を騒がせ、多くのロック・ファンに“兄貴!”と慕われ続けてきたアンドリューW.K.が、現在来日中だ。あの伝説の“鼻血ジャケ”が今も記憶に新しいデビュー・アルバム『アイ・ゲット・ウェット~パーティー・一直線!』のリリース10周年を記念してのジャパン・ツアーが、5月23日東京・恵比寿リキッドルームで開幕を迎える。

◆アンドリューW.K.画像

5月21日、さっそくそのアンドリューをつかまえて話を聞いてみたところ、これまで欧米各地で展開されてきたこのツアーについて「どこへ行っても想像を上回る熱狂ぶりだった!」と満足そうな表情で振り返っていた。さらに「本当のことを言えばアメリカでのアルバム・リリースから数えれば11周年なんだけど、日本でのリリースは2002年だったから、10周年でいいよな?」と笑いつつ、実はマネージャーからの「あれから10年経つんじゃないのか?」という指摘が今回のツアーの発端だったことを認めていた。

当日の取材でのやりとりは近日中にノー・カットに近い状態でお届けするつもりだが、とにかくアンドリューが強調していたのは、このデビュー作が彼の音楽にとっての“ロゴ”のようなものであり、いまだにそれは彼自身の核になっているということ。当然ながらこのアルバムからは全曲が披露されることになる模様だが「これまでだって常にこのアルバムからは大半の曲をプレイしてきた。だけど全部を曲順通りにやるのは今回のツアーが初めてだし、このアルバムに愛着のある人ほどディープに楽しめるライヴになるはずだ」と語っていた。そして「もちろん俺のライヴを始めて観る人たちにとっても、俺が何者かを知るうえでは絶好の機会になるはずだ」とも。

もちろんこのデビュー作からの楽曲をすべて演奏したところで40分程度にしかならないわけで、ライヴでは他のアルバムからの楽曲も演奏されることになるし、彼の芯にあるものが披露されるばかりではなく、きっと“次”の可能性もまた垣間見られるものになるに違いない。というわけで皆さん、パーティーに参加する準備はOKですか?

文/撮影 増田勇一

◆チケット詳細&購入ページ
◆アンドリューW.K.オフィシャルサイト
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