海外でも狂騒的なYOSHIKI報道合戦、海外で気炎を揚げる邦アーティスト事情

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香港ピーク・タワーにある「マダム・タッソー蝋人形館」にYOSHIKIフィギュアが登場したことは先日お伝えしたばかりだが、伝説的セレブリティに混ざって香港という外国の地に日本人アーティストが登場するというニュースは、香港にとってもやはり非常に大きなトピックスだったようだ。

◆参考記事「YOSHIKI蝋人形、香港のマダム・タッソーにも登場」

5月26日(土)、マダムタッソー香港現地で行われた記者会見には、香港地元メディアはもとより、中国北京や上海のメディアまでもが駆けつけており、関心の高さは我々の想像をはるかに超えるものだった。

そして翌日、現地スポーツ新聞の各社は争うようにこぞってYOSHIKIフィギュアのお披露目の様子を1面で掲載、香港の朝の話題はYOSHIKIで埋め尽くされた。BARKSが緊急入手した10紙ほどの新聞を見ても、その全てが記者会見の様子を積極的に紹介、笑顔のYOSHIKIとフィギュアとの2ショットを大きく掲載、報じている。

揺れ動きの激しい音楽世情において、流行り廃りのサイクルも非常に早い昨今の音楽事情だが、そんな世知辛い状況下においても、YOSHIKIは未だ自らの意志と自らの感性、そして自らの責任を背負い、X JAPANで孤軍奮闘を続けている。いつまでも変わらないのは、アーティストとしてのプライドであろう。そのゆるがぬ根源がYOSHIKIを突き動かし続けているわけだ。

いち日本人アーティストが、自らの力で世界を相手に気を吐き、海外のメディアから大きな注目を集めているという真実は誇らしい出来事だ。2011年11月にマダム・タッソー東京にYOSHIKIフィギュアが登場したときは、各メディアが先を争うようにその様子を伝えたが、狂騒的な報道合戦が日本を離れた海外の地でも巻き起こり、YOSHIKIを大きく報道しているこの注目度は驚きのトピックだ。

国策として音楽を輸出する韓国のような勢いは望めないかもしれないが、音楽文化の経済破綻に警鐘を鳴らすのみならず、世界で活躍する日本人アーティストの輝かしき活動は、率直に称賛、応援したいと思わせる出来事でもある。

会見が行われたこの日は土砂降りの雨に見舞われたが、会場周辺には朝から多くのファンが長蛇の列を作り、会見会場に入ることのできたごく僅かなファンは、思い思いに着飾りYoshikiに熱狂的な声援をかけていた。会見後、会場のファンに握手を求められ快く握手に応じようと手を出した途端、Yoshikiは手にキスをされてしまったという。

香港滞在中も食事で街に出たYoshikiは、至る所で声を掛けられサインを求められていた。香港が出迎えたYOSHIKIへの歓迎ぶりは、全世界で温度が上がりつつあるX JAPAN熱への一例に過ぎない。日本の誇るV-ROCKの世界席巻は、いつの日か…。日本の音楽が世界へ大きく影響を与え始めている今、その熱い揺れ動きの向こうに、先導するYOSHIKIの笑顔が重なる。

マダムタッソー香港のサイトは、ファンのアクセスが殺到し一時期繋がりづらい状況に陥っていた。

◆YOSHIKIオフィシャルツイッター
◆YOSHIKIオフィシャルFacebook
◆YOSHIKIオフィシャルサイト
◆X JAPANオフィシャル・サイト
◆特設チャンネル X JAPAN Channel“amaging history in the world”
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