Sword of the far East、インストが切り開く輝けるエンターテイメント性/Sword of the Far EastのPV・新曲・ライブ・チケット情報はBARKS音楽ニュース

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Sword of the far East、インストが切り開く輝けるエンターテイメント性


5月31日渋谷WWWで、Sword of the Far Eastのワンマンライブが行われた。これは4月のclub asiaをsold outさせた彼らの事実上追加公演にあたる。4月のワンマン公演も多くのファンがチケットを獲得できなかったが、会場キャパシティが増えたにも関わらず今回もまた当日を待たずにsold outが告知された。予想以上の反響を追い風に、彼らには素晴らしい東京でのスタートを切った。

◆Sword of the Far East画像

Sword of the Far EastはプロデューサーのD・A・IとバイオリニストAYASAのユニットである。今回のワンマンではドラム、ベース、キーボードのサポートメンバーを従えての5人編成。普段のカフェライブやアコースティックライブはアコギとバイオリンの2人、クラブイベントではDJとバイオリンの2人と変幻自在の編成人数で活動をしている。5人のSwordはほぼ1stミニアルバム『序章』を再現するには十分な楽器編成でもある。

定刻を10分越えて超満員の客席の客電が消えると、SEに乗ってメンバーが登場。AYASAの軽い挨拶の後1曲目の「G線上のアリア」が始まる。何より最初に驚くのはバイオリンの音をこんな巨大なPAを通してきくのが初めてなので、ふくよかな音色に圧倒される。続いて「自由意志」「Morning Sunshine」。かなり複雑なロックアンサンブルにAYASAのバイオリンが突き抜けて行く。あまりなじみのない完全インストルメンタルのライブに最初は様子見な感じであった会場も、徐々に歌の無い事を忘れてヒートアップ。「Ryukyu Song」で一息き、「Mirage」「迎撃セヨ」までは一気に駆け抜けた。

「本当にうれしいです」という屈託のないAYASAのMCを挟んで一転バラードの「古い水夫の記憶」が演奏される。この曲では初めてAYASAのバイオリンの弦が5本あることに気付く。道理で低音から高音までまるで歌うようにメロディーが奏でられるわけである。ささやくような低音から、天を突き刺す高音までまさに表現者としての彼女の底知れぬ才能に驚く。二十歳のバイオリニストは新しい扉を開けた。

「ゴリアテ戦記」「ラストワルツ」などおなじみの曲が数曲中盤で続いた後、ゲストプレイヤーとして和太鼓の田場えみこを迎えて「暁月夜」を披露。バンドとバイオリンと和太鼓という不思議な空間が突如広がる。そしてこのブロックあたりから先月まで池谷直樹率いるパフォーマーたちとSwordが共演していたSUMURAI ROCK ORCHESTRAから、ゲストパフォーマーを迎えてのコラボレーションが続く。バトントワラーとバイオリニストの史上初のコラボレーションでスピーディーな技をバトントワリングの中尾葉が「ハスラー」に乗せてクールに披露した。バトンと弓のシンクロに会場は多いに盛り上がる。川原拓也が「戦場の花」で参加。サーカスアクロバットの『バランシング・オン・チェア』(体操競技をベースとした片手倒立などの演技)という名前で、中国雑技団のとりでよくやる演目であり、そこにチカラ技をプラスさせて披露した。観客の多くはこのタイプのパフォーマンスは初めてらしく、目の前で行われる越美技に圧巻させれる。これらは素晴らしいものはなんでも受け入れ展開してゆくD・A・Iのエンターティンメントに対する姿勢のあらわれだ。

彼は歌がないことがリスクになることも十分承知で、逆に世界進出を見据えてこのユニットを選択している。楽曲も全曲3~4分と短めでテンポよく次々と演奏されるので飽きがないない。ましてやそこにD・A・Iの珠玉のメロデーが散りばめられているので、ロックやポップスのコンサートと同じ様な高揚感がそこにある。たたみ込むように「Triumphal Road」が演奏され、会場の興奮が全体に共振している。ここまで時計を見ることもなく1時間半が過ぎた。「後半15曲やります」というジョークなMCを挟んで本当に15曲のおいしいところだけをピックアップした怒涛のカバー集を本編の最後に演奏。古今東西の基礎となった名曲たちがノンストップで展開される。「The Rose/Canon Rock/Imagine/Smells Like Teen Spirit/Carnival/Virtual Insanity/20Centry Boy/So What/Smoke on the Water/Black Dog/Poker Face/Girlfriend/Basket Case/Hey Jude」…彼らのバックボーンを理解する選曲であるとともに、会場の共有感もピークを迎え本編を終了する。

アンコールに答えては「鳳凰の翼」「Gypsy Girl」「Toss the Feathers」。D・A・Iがこのインスト形態を始めたころからの名曲である。彼らの原点ともいえるナンバーたちだ。興奮冷めやらぬ会場はWアンコールをリクエスト。今度は参加した3人のパフォーマーも参加し、打ち合わせなしのぶっつけ本番で「Ryukyu Song」を再演。鳴り止まぬ拍手でこの夜は終焉を迎えた。

バイオリンロック、インストルメンタル、呼び名はさまざまあれ2時間近いショーはあっという間に過ぎ、日常からかけ離れられた満足感でいっぱいだった。今回のライブはすべてにおいて挑戦という言葉が基本であると確信する。インストでのオールスタンディングライブであるということも、ライブ中の写真、録音がOKであることにしても、新しいことを切り開いていくような気持ちの表現ではなかろうか。

まだ、このSword of the Far Eastが独自で頑張っている新しい音楽領域であるが、浸透していくのは時間の問題だ。次の公演がSOLDOUTになる前にぜひともその目で見ていただきたい。

文:井上カノ

Sword of the Far East
Guitar・プロデュース:D・A・I
VIiolin:AYASA
Drums:Takeo
Bass:Mari
Keybord:Daisuke

<Sword of the far east@ 渋谷WWW 2012年5月31日>
1.G線上のアリア
2.自由意志
3.Morning Sunshine
4.Ryukyu Song
5.Mirage
6.迎撃セヨ
7.古い水夫の記憶
8.ゴリアテ戦記
9.ラストワルツ
10.ゼウス最後の警告
11.暁月夜
12.夏祭りの記憶
13.町外れの広場にて
14.Passion
15.ハスラー
16.戦場の花
17.Triumphal Road
18.カバーメドレー
EC
19.鳳凰の翼
20.Gypsy Girl
21.Toss the Feathers
W EC
22.Ryukyu Song

<Sword of the Far East 沖縄ワンマンライブ第三弾>
2012年6月17日(日)
@那覇・桜坂セントラル
前売\2,000(D別) 当日\2,500(D別) OPEN :19:00 START :20:00
[問]桜坂セントラル 098-861-8505
ローソンチケットLコード 87489

<Sword of the Far East The 3rd LIVE at SHIBUYA>
2012年7月20日(金)
@渋谷club asia
前売り\2,000(税込、D別) 当日\2,500(税込、D別)
OPEN 18:00 START 19:00
[問]渋谷club asia 03-5458-2551
チケットプレイガイド:イープラス

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