元フリートウッド・マックのボブ・ウェルチが銃で自殺

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元フリートウッド・マックのギタリストでソロとしても活躍したボブ・ウェルチが木曜日(6月7日)、自宅で自殺した。妻が、胸部を銃で撃った彼を発見したという。66歳だった。

ウェルチは1971年にフリートウッド・マックに加入。1974年まで在籍し『Future Games』(1971年)『Bare Trees』(1972年)『Penguin』(1973年)『Mystery To Me』(1973年)『Heroes Are Hard To Find』(1974年)など5枚のアルバムの制作に参加した。彼が加わったことによりそれまでブルース・バンドであったフリートウッド・マックのサウンドがポップなものに変わり、多くのファンを増やした。

脱退後は、元ジェスロ・タルのメンバー、グレン・コーニックや元ナッズのトム・ムーニーとバンド、パリスを結成。1977年にはソロ・アルバム『French Kiss』をリリースし、「Sentimental Lady」「Ebony Eyes」などのヒットを出した。

ウェルチは近年、健康上の問題で悩んでいたという。遺書が残されていたが、内容は公表されていない。

現在も友人関係にあったミック・フリートウッドは、自殺は「彼のキャラじゃない」とショックを受けている。「彼は僕らの歴史の大きな一部だった。彼がフリートウッド・マックにもたらした曲作りの手腕は素晴らしいものだった。それは僕らの中で生き続けるだろう」とロイター通信に語った。また、スティービー・ニックスは「素晴らしいギタリスト」「歴史の偉大な一部だった」と追悼している。

Ako Suzuki, London
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