Steinberg、プロの現場でのスピーディーな録音を実現するライブ録音専用DAW「Nuendo Live」リリース

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ヤマハは、100%子会社であるSteinberg Media Technologies GmbH(スタインバーグ社)が開発した、ライブレコーディング専用DAW (デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェア、スタインバーグ「Nuendo Live(ヌエンド ライブ)」を8月1日より発売する。

アドバンスト ライブ プロダクション システム「Nuendo Live」は、定評のある「Nuendo」の音質をそのままに、昨今拡大しているライブレコーディング需要に特化、プロフェッショナルの要望に応えるシンプルな操作性、安定性を実現したDAWソフトウェアだ。

定評あるスタインバーグ社のオーディオエンジンによる最大384kHzに対応した高音質録音、快適な操作性を実現するシングルウインドウでのオペレーション、一歩進んだセッション管理や24時間以上の録音への対応、ツアー先でも便利な編集機能、ポストプロダクション用 DAW「Nuendo」との完全互換に加え、広い互換性をもたらす標準フォーマットへの対応など、高いクオリティを求められながらも限られた時間の中で確実な操作が求められるプロフェッショナルの現場の要求に応える。

ライヴレコーディングに求められる必要最低限な機能をシングルウインドウに配置、時間のないライブの現場でもスピーディーかつ的確にライヴレコーディングを行うことができるのが大きな特徴。


▲最大同時録音可能チャンネルを自動認識、迅速な設定が行えるセッティングパネル(画面左)と確実な操作を支援するレコーディングパネル(画面右)。

「Nuendo 5」から搭載されたライヴレコーディング用の新機能(レコードロック機能、HDD録音可能残量表示など)に加え、現在録音時間、プロジェクト録音時間の表示、録音トラック自動作成などの機能を追加し、よりライヴレコーディングに特化している。最大で384kHzのレコーディングを、最大128トラックまで実現(オーディオインターフェースの性能に依存)。作成されたプロジェクトファイルは「Nuendo 5.5」でオープンできるので、録音後のポストプロダクション作業もスピーディーに行える。

セッティングがシンプルなのもライブ録音専用ならでは。オーディオインターフェースの最大可能録音チャンネルを自動で認識し、プロジェクトオープンと同時に録音トラックを自動作成、インプット/アウトプットパッチも自動で行う。また、使用しているオーディオインターフェースへ1対1で出力が可能なMulti Track Mode、パンやレベルの設定を行えるStereo Modeも搭載。これらを簡単に設定できるようになっている。

確実な操作をサポートする視認性に優れたレコーディングパネルにも注目だ。これは全トラックの一括録音を可能とするだけでなく、録音時の誤動作を防止するためのキーロックボタン、現在録音時間、録音トータル時間、残り録音時間などの表示、マーカーの管理などをこのパネルで管理可能。また、レコーディングパネルにより、アーティスト別のファイルネーム、フォルダー作成などを簡単操作で自動で行うことができ、ライヴ終了後のファイル整理もスムーズに行うことができる。

対応OSはMac OS X 10.7(32bit/64bit両対応)、Windows 7
(32bit/64bit両対応)。コピー・プロテクトはUSB接続のUSB-eLicenserを使用する。

◆Nuendo Live
価格:オープン
発売日:2012年8月1日

◆Nuendo Live 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆Steinberg 日本語サイト
◆ヤマハ、ライヴ向けデジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」をお披露目、iPadでコントロール、PC/USBメモリーでライブ録音
◆BARKS 楽器チャンネル
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