HKT48・指原莉乃プロデュースによるアイドルイベント<第一回ゆび祭り ~アイドル臨時総会~>が6月25日、日本武道館にて開催された。

◆<第一回ゆび祭り ~アイドル臨時総会~> 画像

前代未聞の現役アイドルによるセルフプロデュースイベント。この日はハロー!プロジェクトが誇るロッキンアイドル・Buono!をはじめ、渡り廊下走り隊7、乃木坂46、ももいろクローバーZなど10組全86人のアイドルたちが集結し、全28曲を約3時間にわたって披露。開場前には約8000人のファンが長い列を形成していた。

開演前の記者会見では、「こんなに豪華なアイドルのみなさんに集まっていただいて、こんな機会は本当になかなかないと思うので、期待してほしいのと、リハーサルがまったくできていないので、どうなるかわからないハラハラ感を楽しんでほしい。」と、若干の危機感を笑いへと変えるプロデューサーの指原莉乃。そんな会見で“どうなるかわからないハラハラ感”を存分に発揮したのは、(やっぱり)“ももち”ことBuono!の嗣永桃子だった。

冒頭からももちが指原に「今日はよろしくにゃん。」と挨拶すれば、「はい、にゃん!」と、なぜか思わず釣られてしまう指原。さらに、Buono!としての意気込みを語る際には、「Buono!はですね、ぱすぽ☆さんと同じくアイドルロックユニットなので、そこは負けてらんないなっていうのと、今日は、こんなに素敵な機会にBuono!が出演させていただくことができて、すごく嬉しく思っています。」と、リーダーらしいコメントをする。だがしかし、なぜかここから「ももちの小指はー、ファンの皆さまからの愛を受信するためのアンテナなんですけどー、リハーサルからバリ×3で。」と、ももち個人の話をし始める強引な展開へ。指原や周りのアイドルたちの制止も振り切り、鈴木愛理も思わず苦笑いするしかない状況下で暴走し続けるももちからは、「もしかしたら<ゆび祭り>が、<小指祭り>になっちゃうかもしれないんですけど、そうなっちゃったら“許してにゃん♪”」と、お約束の“許してにゃん♪”まで飛び出していた。

イベントは、“さしこ”にちなんで18時03分45秒からスタート。「みなさんのご理解と応援で出させていただくことができました。」という指原莉乃のアナウンス、およびムービーを経て本人がステージに姿を見せると、8000人の大歓声が包み込む。さらに、指原直々にイベント司会に指名したというイジリー岡田を呼び込む。歓声とブーイングが入り混じる中、イジリーは、NHK BSのカメラが入っていることを明らかにして、自身の特技である“高速ベロ”を披露。さらに「NHKにギルガメッシュ!」と、清純なアイドルとは対極(?)にも位置するようなパフォーマンスで最初から会場をドッと沸かせていた。

一組あたり2、3曲を披露するという、アイドルグループが次々に登場するライヴイベントのオープニングを飾ったのは、ヴィジュアル系バンドのような出で立ちでの私立恵比寿中学。さらに「おいでシャンプー」と「ぐるぐるカーテン」の2つのシングルを披露する乃木坂46。ぱすぽ☆は「ポックスター」はじめ、ロックアイドルユニットらしさを発揮に出した熱いステージを短い時間にギュッと詰め込む。<第4回AKB48選抜総選挙>にて2位を獲得した渡辺麻友率いる渡り廊下走り隊7は、「少年よ 嘘をつけ!」のジャケットで着用した衣装をこのイベント用にキラキラバージョンアップ。暫定メンバーとして加入した最年長26歳、“CinDy”こと元・SDN48浦野一美も息を切らして弾ける。

新曲「Z女戦争」の衣装で登場したももいろクローバーZは、新曲など2曲を披露して、会場を熱気に包む。また東京女子流は、これまでのアイドルグループとは一味も二味も違うハイクオリティなパフォーマンスで、彼女たちのライヴにおける鉄板ソングを並べて武道館を魅了。なお、東京女子流は、12月22日に日本武道館の単独公演も決定と、まさに単独公演に向けた期待度の高まるステージングを見せた。

夏を意識したセクシーな衣装でお尻をプリプリさせるSUPER☆GiRLSは、正統派アイドルグループたるライヴを華やかに展開。そしていよいよ登場したBuono!。フランスのパリっ子を熱狂させたパフォーマンスが今夜、日本武道館に降臨とあって、8000人のファンはもちろん、ほかのアイドルグループの関係者などが武道館後方の壁際にぎっしり。そんな中で、リーダーの嗣永桃子、副リーダーの夏焼 雅、そして給食係の鈴木愛理の3人がステージ最上段に登場。ピンク色の逆光に浮かび上がるツインテール(というかももち結び)のシルエット。「初恋サイダー」からスタートしたステージは、「ロッタラ ロッタラ」「恋愛ライダー」の3曲を披露し、ファンはもちろん熱狂。初めてBuono!を見たほかのアイドルのファンたちは、3人の欧米を魅了したその姿を目の当たりにして、サイリウムを振ることすら忘れるほどに、ただただ見入ってしまっていた。

アイドリング!!!は、最多人数となる21人で会場を圧倒。<ゆび祭り>のために制作したという衣装をまとって、8月8日リリースとなる新曲「One up!!!」と「苺牛乳」も披露した。

ラストに登場したのは、もちろん指原莉乃。指原は「初恋ヒルズ」と、初披露で、かつリリースするかどうかすら決まっていないという新曲「意気地なしマスカレード」を歌唱。本編ラストとなったデビュー曲「それでも好きだよ」では、指原の歌声に合わせてオーディエンスから「好き」の大コールが飛ぶ。<ネガティブな私にもちゃんと聞こえるように>ステージへと届く声援を受けて、指原も感無量の様子だ。

「最初はすごく不安だったこのイベントも、各アイドルのファンのみなさんのおかげで、本当に最高のイベントになったと思います。本当にありがとうございました。これにて、終幕!」

指原の宣言で、本編は終了。もちろん、このまま会場の熱気が醒めるわけもなくアンコールへ。ここで、指原も知らないサプライズが待っていた。

アンコール1曲目は、指原による、松浦亜弥「Yeah!めっちゃホリディ」のカヴァーを披露。松浦亜弥といえば、指原が昔から憧れていたアイドルであり、「Yeah!めっちゃホリディ」は、指原のデビューシングル「それでも好きだよ」で、カップリング曲としてレコーディングされた1曲でもある。そして<ゆび祭り>当日の6月25日は、ほかでもない松浦亜弥の誕生日でもあった。

そんな事情を知っているファンも知らないファンも、何かを待っていたであろう「Yeah!めっちゃホリディ」。2コーラス目に差し掛かるタイミングで、そのサプライズはやってきた。ステージ最上段に妖しげな人影。そして指原の歌声に明らかに別の人の声が重なる。しかもちょっと低い……?

そう、サプライズゲストに登場したのは、まさかの松浦亜弥……ではなくて、松浦亜弥のモノマネでおなじみの、はるな愛。これには指原も、「(サプライズが)松浦さんなら言わないでほしかったけど、はるなさんなら言ってよ!」と苦笑いだ。

そしてイベントのラストソングとなったのは、ゆび祭り選抜メンバーと出演メンバーによるAKB48「ヘビーローテーション」。大島優子のセンターを渡り廊下走り隊7の渡辺麻友が、前田敦子を指原莉乃が、そして篠田麻里子を、麻里子様にも勝るとも劣らないファッションセンスの持ち主でもあるBuono!の(というかハロプロ全体の)おしゃれ番長・夏焼 雅と、かなり豪華な顔ぶれのゆび祭り選抜メンバー。そう、まさにこれからのアイドルシーンを作っていくであろうガールズたちによる、夢の「ヘビーローテーション」が披露され、このアイドルシーンにおける一大イベント<第一回ゆび祭り ~アイドル臨時総会~>は、その幕を下ろしたのだった。

text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
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