<Pop'n アイドル>、サプライズもあり、アイドル三昧のイベント大成功

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タワーレコードのアイドル・キャンペーン<Pop'n アイドル>と連動するタワー発のライブ・イベント<TOWER RECORDS Presents POP'n アイドル>第2弾が、6月23日にZepp Tokyoにて開催された。

◆<TOWER RECORDS Presents POP'n アイドル>画像

▲BABYMETAL
▲バニラビーンズ
▲Negicco
▲さくら学院
▲ぱすぽ☆
▲Berryz工房
▲Berryz工房×℃-ute
満員御礼となったこの日のイベントでは、さくら学院、Negicco、ぱすぽ☆、バニラビーンズ、BABYMETAL、Berryz工房という豪華にして多彩なラインナップが実現。その全員がステージに並んだオープニングの時点で会場の熱気は凄まじいことに。

一番手に登場したのは、アイドルとメタルの融合をテーマに結成された、さくら学院の重音部ことBABYMETAL。ワーグナー「ワルキューレの騎行」の勇壮なテーマがアイドルのライブらしからぬ雰囲気を醸し出すなか、MOAMETALとYUIMETALが両サイドからそれぞれ大きな旗を持って現れ、続けてスカル柄の全身タイツ軍団の騎馬に乗ってSU-METALが登場。初っ端から轟音メタル×アイドル・ポップな「ド・キ・ド・キ☆モーニング」で観客を圧倒し、可憐さとゴシックな要素を併せ持った怒涛のパフォーマンスで一気に駆け抜ける。

続いてのバニラビーンズは、ベスト・アルバム『VaniBest』でも冒頭を飾っていたポップなエレクトロ・ナンバー「KIDS」でスタート。恒例の自己紹介では、「いまイチオシのアイドルは、さくら学院重音部・BABY METALの菊地最愛ちゃんと、Negicco姉さんのNao☆ちゃん、そしてぱすぽ☆のもりしこと森詩織ちゃん、そしてBerryz工房のももちこと嗣永桃子さんです」(レナ)、「よくお買い物に行くところはタワーレコードです」(リサ)と、優等生な一面をアピール。7月4日リリースの新曲「ノンセクション」、オールディーズ風の軽快なポップ・チューン「チョコミントフレーバータイム」と続けて、ラストはピチカート・ファイヴ「東京は夜の七時」のカヴァーを披露。モニターには東京の夜の街並みをイメージしたネオン風の映像が映し出され、事前に練習した手を<上上 下下>と動かす「5秒ぐらいで覚えられる」(リサ)振り付けで場内に一体感を生み出しながら、華やかにパフォーマンスを締め括った。

続いてバニビとレーベルメイトでもあるNegiccoが登場。ブルーのワンピース姿の彼女たちは、気合いの入ったダンス・パフォーマンスと共に「アノソラヘ」「ニュートリノ・ラヴ」、そして発売されたばかりのシングル曲「あなたとPop With You!」を歌唱。その衣装の大人っぽさも相まって、可愛らしさよりもかっこ良さが際立つステージにオーディエンスも大きな歓声とコールで応える。

Zepp Tokyoでは初めてのライブということで3人とも緊張していたようだが、その暖かい声援に「今日は落ち込まないで気持ちよく眠れそうですね」(Nao☆)と安心した様子。MCを挟んで、甘い歌声と弾けるポップ・サウンドがキュートなニュー・シングルのカップリング曲「トキメクMERMAID」を披露し、最後は「めちゃ×2イケてるッ!」のエンディング・テーマとしてもお馴染みの「圧倒的なスタイル」に突入。恒例のラインダンスで客席が笑顔いっぱいに溢れるなか、Zeppでの初ステージを終了した。バニビとのトーク・コーナーでは、地元の新潟から持参したというネギを客席に投げ入れるパフォーマンスも行うなど、Negiccoを初めて観た観客にも鮮烈な印象を与えた。

続いては、教室エンターテインメントをテーマに掲げる成長期限定ユニットのさくら学院が登場。背中を向けて並ぶメンバー12人の姿に期待感が高まるなか、ロッキッシュな「FLY AWAY」でライブの幕が開け、全員で円状に回るフォーメーションが楽しい「School days」と続ける。MCではメンバーがひとりひとり個性的な自己紹介を披露。中等部3年、生徒会長の中元すず香はカキ氷が大好物とのことで、今年の夏は自己最高記録の1日5個を上回る、10個完食への挑戦を宣言。小等部6年の大賀咲希は途中で言葉に詰まってしまうという微笑ましい一幕も。

曲と振り付けにフォーク・ダンスの要素を採り入れたアップ・チューン「ベリシュビッッ」でさらに学校気分を演出したかと思えば、「FRIENDS」「Song for smiling」ではメンバーが2人ずつに分かれて手をつないだり、じゃんけんやあっち向いてホイのフレーズが挿入されたりと、<教室>というコンセプトを徹底的に突き詰めたステージを次々と展開。彼女たちにとって大切な曲だという「夢に向かって」では、メンバー全員がピンク色の旗を持ったパフォーマンスで清々しいほどにひた向きな姿を見せてくれた。終演後のトーク・パートには、リクエストでBerryz工房のももちが参加!彼女の持ちネタ「許してニャン」をさくら学院のメンバー全員といっしょに披露し、オーディエンスはメロメロに。

4組のライブが終了してイベントも佳境を迎えるなか、今度は空と旅をテーマに活動する9人組ガールズ・ロック・ユニットのぱすぽ☆がテイクオフ。出だしから、パンチの効いたロック・チューン「BREAK OUT!!」「Pock☆Star」で倒れこむほどのパフォーマンスを見せると、MCの自己紹介パートを挟んで、ぱすぽ☆の暴走少女こと森詩織が「それでは10曲続けて聴いてください!」とサラリと言いのけてロング・メドレーに突入。最新シングル「Next Flight」から「LA LA LOVE TRAIN~恋の片道切符~」まで、息をつかせぬ流れでオーディエンスのヴォルテージを引き上げていく。

キャビン・アテンダントをイメージしたピンクのコスチュームで、クルクル回ってミニスカートを翻したり、開脚ジャンプを決めたりと、ダイナミックなアクションの連続に客席の熱気も最高潮に!「LA LA LOVE TRAIN~恋の片道切符~」ではメンバーとパッセンジャーが一丸となってタオルを振り回し、最後はぱすぽ☆のマスコット的存在、奥仲麻琴と増井みおの手ほどきによる振り付けで「マテリアルGirl」をみんなで踊って終了。トークでは、Berryz工房の清水佐紀からの「みなさん普段はスーツ・ケースを持っていますが、そのなかには何が入っているんですか?」という質問に、「夢と希望が入っています!」と気になる秘密を明かす場面も。リーダーの根岸愛はエアー戦闘が特技とのことで、お客さんを敵役に見立てて「ハッ、ヤー!」と戦うポーズを見せるなど、個性的な部分も見せてくれた。

そしてトリを飾ったのは、ハロー!プロジェクトきっての実力派グループとして知られるBerryz工房。真打ちの登場に会場が大きくうねるなか、最新アルバム『愛のアルバム(8)』から元気いっぱいのパンキッシュ・チューン「世の中薔薇色」でライブをスタート。ベリーズの動きに合わせて客席も右に左にと動き、Zeppはこの日いちばんの大歓声に包まれる。さらに軽快なギター・カッティングとハーモニカのフレーズも熱いアゲアゲ曲「友情 純情 oh 青春」で火に油を注ぎ、挨拶を挟んでの「愛のスキスキ指数 上昇中」ではももちが「こゆビーム」を発射してメンバーが倒れるというお馴染みの展開も。人気のシングル曲「付き合ってるのに片思い」、手拍子が楽しい「CLAP!」、ドラムンベース風のアレンジに美メロが絡む名曲「君の友達」と、ヴァラエティーに富んだ楽曲を次々と披露して、安定感のあるパフォーマンスで王者としての風格を見せ付けた。

ドライブ感溢れる「ライバル」では大合唱が巻き起こり、「本気ボンバー!!」「一丁目ロック!」という激アツ・ナンバーの連続投下に客席はコールの嵐で応戦。会場は地面を揺るがすような歓声に包まれた。そしてここでスッペシャルなゲストが登場。何と彼女たちとはハロ!プロでの戦友である°C-uteを呼び込んで、Berryz工房×℃-ute(ベリキュー)名義でリリースされたばかりのシングル曲「超HAPPY SONG」をライブ初披露!まさかの展開に客席が大きくどよめくなか、ベリーズと℃-uteのメンバー同士が抱き合ったり手を取り合ってダンスしたりといった幸せいっぱいのパフォーマンスで、ファンをハッピーな気分に高揚させて貫禄のステージを終えた。

トーク・コーナーでは、徳永千奈美と夏焼雅がプライベートで原宿に遊びに行った際に、NegiccoのNao☆とMeguに遭遇したというエピソードを披露。Negiccoの2人はその時に優しくしてもらったお礼に、持参のネギをプレゼントしていた。また、アイドル界屈指の背の高さで知られる熊井友理奈と、同じく高身長のバニビ・リサによる背比べ対決も実現。軍配は熊井ちゃんに上がり、アイドル界一の高身長の座を守り抜いた(比較対象として真ん中に挟まれたももちは不満顔…)。

サプライズも含めて盛りだくさんの内容となった今回の<POP'n アイドル02>。アイドル・カルチャーを応援するタワーレコードの企画に、今後も期待したい。

photo:TEPPEI

<TOWER RECORDS Presents POP'n アイドル02>@Zepp Tokyo 2012.6.23
●BABYMETAL
1.ド・キ・ド・キ☆モーニング ~ いいね! ※メドレー
2.イジメ、ダメ、ゼッタイ
3.ヘドバンギャー!!
●バニラビーンズ
1.KIDS
2.LOVE&HATE
3.ノンセクション
4.チョコミントフレーバータイム
5.東京は夜の七時
●Negicco
1.アノソラヘ
2.ニュートリノ・ラヴ
3.あなたとPop With You!
4.トキメクMERMAID
5.圧倒的なスタイル
●さくら学院
1.FLY AWAY
2.School days [150BPM ver.]
3.ベリシュビッッ
4.オトメゴコロ。
5.FRIENDS
6.Song for smiling
7.夢に向かって
●ぱすぽ☆
1.BREAK OUT!!
2.Pock☆Star
3.Next Flight
4.Pretty Lie
5.Go On A Highway
6.キス=スキ
7.じゃあね…
8.ViVi夏
9.Let It Go!!
10.少女飛行
11.ウハエ!
12.LA LA LOVE TRAIN~恋の片道切符~
13.マテリアルGirl
●Berryz工房
1.世の中薔薇色
2.友情 純情 oh 青春
3.愛のスキスキ指数 上昇中
4.付き合ってるのに片思い
5.CLAP!
6.君の友達
7.ライバル
8.本気ボンバー!!
9.一丁目ロック!
10.超HAPPY SONG(Berryz工房×℃-ute)
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