ブラック・サバス、オジー「ビル・ワードのカンバックを歓迎する」

ツイート
ビル・ワード(Dr)が不在のまま故郷バーミンガムやダウンロード・フェスティヴァルでリユニオン公演を行なったブラック・サバスだが、フロントマンのオジー・オズボーンやトニー・アイオミ(G)はワードに戻って来て欲しいと思っているようだ。

オジーは『The Times Magazine』にこう話した。「ケンカがあったわけじゃない。言い争いがあったんじゃない。扉は閉まっていない」。また、トニー・アイオミも「個人的なことじゃないんだ。もし彼が明日電話してきたら、いまのところないけど、もしそうしたら…」と話したという。

ワードは契約書の内容に承諾できず、今回の再結成に参加しなかった。バンドは詳細を明らかにしていないが、ギーザー・バトラー(B)は「ビルが契約に不満があることを彼のサイトで発表したのには驚いた。彼は契約に問題を抱えているのを俺らの誰にも話していなかった。正直言って、こういうことを解決するのは代理人で、俺ら4人の間ではないし、公けの場なんてもってのほかだ」

「(ダウンロード)フェスティヴァルでのワン・オフのショウには50人以上のスタッフ、移動、フライト、ホテル、食事、エージェント、プロモーター、会計士、弁護士など、ものすごい費用がかかる。俺らの誰も儲けようなんてこと期待しちゃいない。ニュー・アルバムをレコーディングする前に開く、ファンのための1回限りのショウなんだ。でも、ビルの代理人はこれに承諾できなかったようだ。冗談のような、現実的ではない額を要求してきた。だからダウンロードはビルなしでやることに決めたんだ。彼が考え直すか、少なくてもゲストとして出演してくれないかと望みつつ」とのコメントを発表していた。

ワードはその後、ギーザーの発言への返答として「バーミンガムのショウは無料でプレイすると承諾していた」「ダウンロードのギャラは法外なものではない」などと反論。ありがちなことだが、両者は直接話すのではなく、メディアを通じそれぞれの考えを言い合っているため話がややこしくなっているように見える。エアロスミスやザ・ローリング・ストーンズがそうであったように、電話なり直接会って話せばすぐに解決するような気もするが…。

Ako Suzuki, London
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス