フレディ・マーキュリーの全てが明らかに、秘蔵ドキュメンタリーと共にマイケル・ジャクソンとの未公開デュエットも世界初公開

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フレディ・マーキュリーの音楽と人生のすべてが、いま初めて語られる。2011年にクイーンの軌跡をたどるドキュメンタリー『輝ける日々』が英国BBCで放映されて話題を呼んだが、今回リリースされるのは、生前のフレディのインタビュー映像をふんだんに使い、メンバーや関係者の談話を交えながら、そのソロ・アーティストとしてのキャリア、彼の人生を掘り下げた本格的映像作品『クイーン フレディ・マーキュリー神話~華麗なる生涯~』だ。

◆『クイーン フレディ・マーキュリー神話~華麗なる生涯~』画像

9月19日に日本先行リリースされるこの作品、こと話題となるのは、何と言ってもフレディとマイケル・ジャクソンとのデュエット「ゼア・マスト・ビー・モア・ザン・ライフ・ザン・ディス」の一部が初公開となる点だ。この曲のフレディ・ソロ・ヴァージョンは『Mr.バッド・ガイ』に収録されているが、マイケルとのデュエットは完全に未発表だったものだ。

1983年にフレディとマイケルは「ステイト・オブ・ショック」「ゼア・マスト・ビー・モア・ザン・ライフ・ザン・ディス」「ヴィクトリー」3曲のデモをレコーディングしているが、いずれもリリースされることはなく、幻の音源となっていた。「ステイト・オブ・ショック」はマイケルとミック・ジャガーによるデュエット・ヴァージョンが翌1984年に発表されたが、2011年になって、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが「2人のデュエットを2012年に発表する」と発言し、世界中のフレディとマイケルのファンを喜ばせたところだが、遂にその一端がここで明らかになる。

クイーンのメンバーは「もう1枚アルバムを作るだけのフレディのヴォーカル・トラック音源は残されていない」と語っているため、この曲は本作でしか聴けない可能性もある。

映像では、ソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ』(1985年)やオペラ歌手モンセラート・カバリェとのデュエット作『バルセロナ』(1988年)の制作秘話、シングル「グレイト・プリテンダー」、バレエやミュージカルへの挑戦など、さまざまな音楽的冒険が描かれている。MTV以前の斬新なミュージック・ビデオの数々やライヴに加えて、アウトテイクやバックステージ映像も収録されている。

フレディの音楽キャリアのみならず、彼の人生についても多くの時間が割かれている点にも注目だ。華やかなパーティー・ライフと気心知れた友人とのプライベートを愛する生活、ゲイ・カルチャーとの交流、病気と戦い続けた晩年、その死などが、かつてなかったディテールで明かされる。

生前のフレディを知る多くの関係者の談話からも、その人間像が浮き彫りになってくる。出演しているのはブライアン・メイとロジャー・テイラー、そしてジム・ビーチ(マネージャー)、マック(プロデューサー)、フレディのガールフレンドだったメアリ・オースティン氏、最後の伴侶だったジム・ハットン氏などが登場する。また、『バルセロナ』で共演したモンセラート・カバリェがフレディのエイズ告白について語るシーンは、思わず涙を誘う。

本作はクイーンのマネージャーだったジム・ビーチがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めており、リース・トーマスがプロデュースしている。イギリスのコメディアンでありながらクイーンの映像作品7タイトルをプロデュース、CDライナーノーツも執筆するなど大のクイーン通であるトーマスが手がける本作は、クィーン・マニアも納得する深く重厚な内容に仕上がっている。

フレディの死から21年。その物語は終わることがない。ショーはまだ、続いていく。

『クイーン フレディ・マーキュリー神話~華麗なる生涯~』
2012年9月19日 日本先行発売
DVDVQBD-10108 3,980円(税込)
ブルーレイ VQXD-10037 4,980円(税込)
日本語字幕付 / 日本語解説付
映像:16:9 / 本編約85分 / ボーナス約35分
音声:LPCMステレオ

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