JUN SKY WALKER(S)、ツアーファイナルのNHKホールは託児所付きロックンロールライヴ

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2012年に入って完全復活をしたジュンスカことJUN SKY WALKER(S)が、4月に16年ぶりに発売したオリジナルアルバム『LOST&FOUND』を引っさげたツアーのファイナルを、なんと彼らにとっては初めてというNHKホールで行った。

◆JUN SKY WALKER(S)@NHKホール~拡大画像~

地方を15か所まわった後のファイナルとしてNHKホール2DAYSのこの日(7月8日)が最終日。自他共に認める雨バンド、ジュンスカだが、昨日の大雨とは一変して、晴れ渡る渋谷区神南町 NHKホールでのライヴで、3,000人以上のファンたちと大合唱のライブとなった。

宮田和弥(VO.)が、「みんなの思いが俺たちにとって暗闇の中の光なんだよね。」と語った後、完全復活後最初のオリジナル曲、夜明けの唄「シンフォニー」ではペンライトで会場内はキラキラと輝く。そしてお馴染の宮田によるモニタージャンプを3曲も披露して見せた。「今日はみんなサイコーだ! だから飛ばなくていい曲までとんじゃったぜ」とファンを喜ばせた。


1988年のデビュー前の当時ホコ天バンドブームを牽引していたジュンスカにとって、ここ渋谷・神南町はゆかりの深い土地だが、意外にもNHKホールでのライブは今日が初めて。それを受けてボーカル宮田和弥はライブ中盤、ファンに時間を聞いて、「まだこんな時間!? 私は早く帰って「平清盛」を観たいと思います(笑)」とファンを笑わせていた。

彼らも平均年齢45歳。完全復活から20代のファンも増えているジュンスカファンだが、やはり30代後半から40代が目立つ。完全復活してから一層ファンとの音楽の楽しみ方を追求している彼らが、このツアーを通してやってきてことの一つが一曲だけ自由に撮影や録音OKという企画。

そしてこのNHKホールでのライブで彼らが考えたのは「託児所付きライヴ」である。NHKホールロビーの一画に託児所(事前予約制)を設け、子を持つ多くのファンたちが、一緒に青春にかえることができるように配慮して考えた企画だ。

宮田は「ライヴを通して、子供をずーっと肩車してるお父さんなどの姿をみて、なんとか一緒に楽しめるように託児所を設けてみました」と話す。始めたばかりのこの企画だが、両日で20人の子供たちが「J(S)W ほいくしつ」を利用した。

「ロック」と「託児所」とは意外な組み合せだが、預けた親たちの口からは「とてもありがたい」との感想。それでもライブ会場になかなか来れないファンのため、2月の完全復活ツアーを収録したライヴDVD『JUN SKY WALKER(S) TOUR2012“B(S)T"~完全復活~@Sendai』を7月4日に発売したばかり。さらにこの日のライブの模様は8月19日夜9時からWOWOWで放送が決まっている。

この時代のロックは、もはや若者ばかりのものではなく、幅広い年代に愛されている音楽。ジュンスカが色んな意味でこれからの新しいロックの在り方を牽引してくのは間違いない。

『JUN SKY WALKER(S) TOUR 2012 “LOST&FOUND” FIRST STAGE ~FINAL~』
8月19日夜9:00~WOWOWライブでOA

◆WOWOW
◆JUN SKY WALKER(S)オフィシャルサイト
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