LOUDNESS樋口宗孝、追悼ライヴ開催決定

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2008年11月30日、肝細胞がんにより逝去したロックドラマー、樋口宗孝。他界後、キャンサーネット・ジャパンの協力で“樋口宗孝がん研究基金”も設立され、がんという病気への正しい啓発と理解、がん研究の推進活動も行なわれている。今回、キャンサーネット・ジャパンのサポートで樋口宗孝の追悼ライヴ<EVERLASTING MUNETAKA HIGUCHI 2012 5th Memorial>が、2012年12月2日(日)にZepp Tokyoで開催されることが決まった。

◆樋口宗孝、ラウドネス、スライ画像

これまでにも3回、追悼ライヴが行なわれ、ラウドネスはもちろん、樋口氏と親交の深いミュージシャンが参加するなど、内容の濃いステージになった。第4回目となる今回はラウドネス、スライ、レイジーの出演が決定。生前、樋口氏が心血を注いで活動していた3バンドであり、ファンにとっても各バンドごと思い出や思い入れもあるはず。

レイジーは元祖アイドル・バンドと呼ばれたグループで、メジャーで活動したわずか3年半の間に、「赤頭巾ちゃんご用心」などのヒット曲も生んだ。しかし彼らがもともとハード・ロック・バンドだったことはよく知られている話で、レイジー解散後に樋口と高崎が中心になり結成したのがラウドネスだ。

そのラウドネスは、2012年、久しぶりにアメリカのフェスにも出演し、アルバム『Eve to Dawn』が8月にワールドワイド・リリースされる。それに合わせて秋からアメリカン・ツアーも行なう予定だ。またその前に、日本では最新アルバム『2・0・1・2』を8月22日に発表。9月には最新アルバムを中心にした東名阪ライヴを行なう。さらに11月には過去の曲を中心にしたクラシック・ラウドネスのライヴ・シリーズで“シングル・コレクション"ライヴも予定されている。そうした様々なライヴを経ての追悼ライヴは、どんな選曲になるのか期待したいところ。

スライは、樋口氏がラウドネスから脱退した時期に活動していたハード・ロック・バンドだ。当時、元ラウドネスの二井原 実(Vo)、元アースシェイカーの石原慎一郎(G)、元ブリザードの寺沢功一(B)、そして樋口宗孝という豪華ラインナップでも話題を呼んだ。ハード・ロックを軸にしながらモダンな要素も採り入れたサウンドが武器で、とくに通算3作目『KEY』は樋口氏自身も“名盤だと思う”と晩年も語っていた。

追悼ライヴには、ラウドネスは現ラインナップで出演。レイジーは影山“ミッシェル”ヒロノブ(Vo)、高崎“スージー”晃(G)、井上“ポッキー”俊次(Key)、サポート・メンバーという布陣で登場する予定。そしてスライは、活動休止から14年、オリジナル・ラインナップで復活する。生前の樋口氏のドラム・トラックやプレイ映像を使って、当時のライヴを再現するらしい。ともかく今回の追悼ライヴは、夢の出演ラインナップと必見のステージになるのは間違いない。またライヴの全収益金は樋口宗孝がん研究基金に寄付される。

文:長谷川幸信

<樋口宗孝追悼ライブ Vol.4~EVERLASTING MUNETAKA HIGUCHI 2012 5th MEMORIAL ~supported by CancerNet Japan>
2012年12月2日(日)
@Zepp Tokyo
出演
・LOUDNESS
・LAZY(影山ヒロノブ 高崎晃 井上俊次 他)
・SLY(二井原実 石原慎一郎 寺沢功一)
OPEN 17:30/START 18:00
主催:MUROCK
協力:日刊スポーツ新聞社、LMF
後援:CancerNet Japan、徳間ジャパンコミュニケーションズ
全席指定 6,800(税込、ドリンク代別500)
一般発売日:9/2(日)
OHP先行 GET TICKET 2012/8/8(水)~8/22(水)
プレイガイド先行:8月下旬予定
チケットぴあ:TEL:0570-02-9999 [Pコード:176-657]
ローソンチケット:TEL:0570-084-003 [Lコード:75753]
注)一部携帯電話・全社PHSからはご利用できません
e+(イープラス):http://eplus.jp
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