マーシャ・クレラ、初の来日ツアー決定

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2012年5月に4枚目となる新作アルバム『Analogies』を Morr Musicからリリースしたマーシャ・クレラの初となる来日ツアーが決定した。11月17日(土)~11月24日(土)にかけて、東京、大阪、京都、名古屋、金沢にてライブ開催予定だ。

◆マーシャ・クレラ画像

本ライブは日本で非常に繊細でかつ美しいエレクトロニカ、ポストロック・サウンドを奏でるmiaou(ミアオウ)が主催して行う企画。来日メンバーは2012年の彼女のヨーロッパ・ツアーのバンド編成と同じく、Masha Qrella(Vo、G、B)、Sebastian Nehen(Key)、Robert Kretzschmar(Dr、Cho)の予定である。Robert Kretzschmarは、2009年にポップなスマッシュ・ヒット曲「The Music Makes Me Sick」を放ったイッツ・ア・ミュージカルのメンバーでもあり、2012年4月にも来日公演を行っている。

マーシャ・クレラは1990年代後半より、東ベルリンにてポスト・ロックバンドのContrivaやテクノ・ポップ風なMina、オルタナ風なNMFarnerといったさまざまなバンドでマルチ楽器奏者、作曲家として音楽活動を開始。その後、ソロ・アーティストとしても4枚のアルバムを発表するほか、さまざまな映画音楽やセッションにも参加、また音楽プロデューサ、エンジニアとしてもベルリンの音楽シーンを支えてきた、ドイツのミュージシャンたちからも絶大な信頼と敬愛を受けるミュージシャンである。

ソロ活動においても、ブレヒト『三文オペラ』の作曲者であるクルト・ワイルの亡命時代作品をカバーした作品『Speak Low』や、ブライアン・フェリーの「ドント・ストップ・ザ・ダンス」の卓越したカバー・ヴァージョンなどで知られている。

11月、日本でContrivaと同じく“音の透明さ”を見事に表現してきているmiaouとの共演にて、わたしたちに音楽の儚げな美しさと力強さを確実に体験できるだろう。

文:小塚昌隆


◆<Masha Qrella Japan Tour 2012.>オフィシャルサイト
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