マドンナ、今度はゲイの権利や宗教についてステージから呼びかける

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ロシア当局に拘束されているプッシー・ライオットのメンバー3人の釈放を求め、ステージから観客に呼びかけたモスクワ公演に続き、マドンナはもう一つのロシア公演であるサンクトペテルブルク公演で、今度はゲイの権利を求め、熱く呼びかけた。マドンナは8月9日夜のコンサートで、「世界中と同じようにゲイの社会がここにもあるわ。でも、彼らの権利は阻害されることが多い。ゲイの権利を尊厳と敬意と寛容と思いやり、そして愛で守ってあげてください」と、キング牧師の演説を髣髴とさせるスピーチを行なった。

また、マドンナはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)コミュニティをサポートする人たちがつけるリストバンドに言及し、「私と同じ考えなら、ぜひピンクのアーム・バンドをつけて意志を表してね」とコメント。さらにスピーチは宗教にも及び、「聖書には隣人を愛せよ、とあるわ。それなのに何故、宗教の名の下に隣人をひどく傷つけているの。愛のメッセージを世界中に広めましょう。恐れのない社会を築いていきましょうよ」と話した。

演奏者や観客に肉体的暴力を実行すると脅され、アメリカ大使館も急きょ公演に行くアメリカ市民に対して、身辺に注意するよう警告を発したマドンナのロシア・ツアー。サンクトペテルブルク公演も厳重な警戒のなか開催されたが、マドンナ本人はもちろん、彼女のファンも脅しに屈することなくコンサート会場に足を運んでいた。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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