【ライブレポート】モーニング娘。・道重さゆみがひとりカラオケをしない理由は「怖いの！」

モーニング娘。のコンサートツアー＜モーニング娘。誕生15周年記念コンサートツアー2012秋　～ カラフルキャラクター ～＞東京公演が中野サンプラザにて開催され、10月7日は昼・夜公演合わせて4000人が新垣里沙卒業後初となる新生・モーニング娘。の単独ツアーを堪能した。

◆モーニング娘。画像 2012.10.07 ＜モーニング娘。誕生15周年記念コンサートツアー2012秋　～ カラフルキャラクター ～＞ 中野サンプラザ公演

本ツアー初日の前日であり、モーニング娘。が生まれた記念日（つんく♂プロデューサーが「モーニング娘」と命名し、ナインティナインの矢部浩之が「。」を付けた日）でもあった9月14日。ハーモニホール座間にて開催された公開リハーサルにて、モーニング娘。11期メンバーとして小田さくらの加入が発表された。今回の公演で、小田はライブのパフォーマンスこそなかったが、公演の様子を舞台袖や一階後方から見学。また一部MCには参加し、夜公演ラストでは、ライブ全編を通して熱く盛り上がり続ける中野のファンに向けて、「モニターで見ていたんですけど……おつかれさまです。なんか、多分、『恋愛ハンター』の時、絶対に揺れてるんですよ、ここ。みんな飛んでるからわからないと思うんですけど、絶対揺れてると思うんですよ。ホール壊さない程度によろしくお願いします。」と、コメント。純粋なのか天然なのかの議論は置いておくとして、先輩たちも思わず感心してしまうトークセンスを早くも発揮し、笑いを巻き起こしていた。

ライブは、50枚目のシングルであり、新生モーニング娘。を強烈に印象付けた「One・Two・Three」「The 摩天楼ショー」から幕開け。9月12日にリリースされたアルバム『13 カラフルキャラクター』楽曲を中心に構成されており、モーニング娘。Q期（9期）、モーニング娘。天気組（10期）だけによる楽曲や、田中れいな、道重さゆみソロ曲なども含めて、カラフルな20曲が次々に披露される。また「リゾナントブルー」では、先日、ニコニコ生放送でのモーニング娘。特番にて譜久村聖、鈴木香音、石田亜佑美が「本ツアーで一番激しい曲」と語っていたとおりのアグレッシブさを見せつけていた。

MCでは、ひとりカラオケが大好きで3時間以上歌うというカラオケ好きな鈴木香音に対し、道重さゆみが「プライベートで歌う意味を教えてほしい。」と、疑問を投げかける。ファンからの“えー！”の声が巻き起こる中、鈴木は、「それは、歌が好きだし、上手くなりたいから。」と発言。そんな鈴木の向上心に、会場からは大きな拍手が送られた。ちなみになぜメンバーや友だちと行くのではなくひとりカラオケなのか、というと、「邪魔されるのが嫌なんですよ。タンバリンとかマラカスとか使われるのがすっごい嫌なんです。」だそう。

一方、プライベートで歌う意味がわからないという道重は「言っちゃ悪いけど、歌は嫌いじゃないし、すごい好きだよ。……好きだけど実力がついてこないの！ だからさゆみも練習したいんだけど、カラオケにひとりで行くっていう勇気と、しかもさ、“歌が下手”ってのを公言しているから、もしバレた時にさ、『あいつ、下手なのに来てるよ！』っていうのが怖いの！」とのこと。

「私は歌が上手くなるのはもちろんなんですけど、下手は下手なりに、可愛く歌ったりとかセクシーに歌ったりとか、時にはかっこよかったりとか、そういうことをこれからがんばっていきたいなって、10年目にして思いました。なんかね、歌がすごい下手ってことが今日MCでたくさん話題になったから、それで考えたの。私は歌を上手くなりたい。でも、結構、これでも練習しているほうなのね。だから、てことは、ほかでカバーしなきゃいけないって思うから、表情でカバーしていきたいと思います。こんな私ですが、これからも見守ってくれたら嬉しいです。」── 道重さゆみ

モーニング娘。は、10月10日に51枚目となるシングル「ワクテカ Take a chance」をリリース。また、コンサートツアー＜モーニング娘。誕生15周年記念コンサートツアー2012秋　～ カラフルキャラクター ～＞は、12月15日の静岡公演でファイナル。この間、メンバーは台北、パリ、タイにて＜モーニング娘。世界握手会＞も実施する。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部（つ）
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