妖艶にして華麗なるヴィジュアル・センスを備えると共に歯ごたえ満点のハードなサウンドを弾き出し、ジャパニーズ・メタル・シーンの中でも突出した存在感を示すガールズ・バンドがアルディアスだ。デビューから2年余りで、2作のアルバムやライヴDVD等を相次いでベスト・セラーへと導き、圧倒的な支持を確立させたが、今回、さらなるパワー・アップを図るべく新ヴォーカリスト、Re:NOを迎えて飛躍を目指す。

◆「White Crow」PV映像

その記念すべきタイミングでリリースとなる最新シングル「White Crow」は、Re:NOが作詞を手掛け、ミュージック・シーンにおける自身の葛藤とアルディアスという新たな仲間を得た充実感をメッセージに託した、いわば等身大の姿を描いたナンバー。それが哀愁を帯びた旋律美際立つメロパワ・メタルのサウンドとあいまって、リスナーの五感を心地よく刺激する。実際、アグレッシヴ感を伴ったサウンド・プロダクトは、今まで以上に説得力あふれる仕上がりだ。特に、今回はサーベル・タイガーのギタリスト、木下昭仁がコ・プロデューサーとして名を連ねているのが興味深い。バンド結成から約30年にわたりジャパニーズ・メタル・シーンの屋台骨を支え続け、王道スタイルの根本を熟知した逸材と躍進目覚しいアルディアスとのコラボは実に刺激的であり、彼女達のポテンシャル拡大化に大きく貢献している。

今シングルではバンド史上初の試みとなるプロモクリップ収録のDVDがパッケージされている点も見逃せない。降り注ぐ雪が幻想的なムードを漂わせる中、クロウ(カラス)が力強く空を飛ぶシーンをコラージュさせた映像は、メンバーのプレイする姿、楽曲をも何処か凛々しく演出し、その効果は抜群だ。

ただ、やはりアルディアスの本領はライヴに尽きよう。Re:NOを迎えた新生アルディアスは、既に9、10月のファン・ミーティングやジ・アゴニスト公演(11月13~15日)のゲスト・アクトとして、ステージ活動を展開中だが、「White Crow」のリリースに伴う本格ツアーが11月28日の福岡公演を振り出しにスタート。以降、同30日広島、12月1日神戸、同15日愛知、同22日東京、そして2013年1月19日の大阪公演までかなり大規模なスケジュールとなっている。Re:NO加入でちょっぴりカリスマ的なワイルドさがアップしたアルディアスの新たな魅力、さらなる飛躍の瞬間をダイレクトに体感できる、今が絶好のチャンスだ。


文:北井康仁

<ジ・アゴニスト来日公演>
ゲスト:アルディアス
11月13日(火)東京・渋谷O-EAST
[問]06-3444-6751(SMASH)
11月14(水) 愛知名古屋CLUB QUATTRO
[問]052-936-6041(JAIL HOUSE)
11月15日(木)大阪BIG CAT
[問]06-6535-5569(SMASH WEST)

<White Crow Tour 2012>
11月28日(水)福岡LIVEHOUSE CB
11月30日(金)広島広島CLUB QUATTRO
12月1日(土)兵庫神戸VARIT.
12月15日(土)愛知APOLLO THEATER
12月22日(土)東京渋谷O-EAST
[問]0570-000-777 (ローソンチケット) http://l-tike.com

◆アルディアス・オフィシャルサイト