エミリー・サンデーが見せた、力強く美しい歌声と愛、包容力

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2012年、英国で最もブレイクした新人シンガー、エミリー・サンデーが11月11日(日)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでパフォーマンスした。“念願だった”というストリングス・グループ(ヴァイオリニスト5人、チェリスト3人)との共演はエミリーの美しいヴォーカルをさらに際立たせ、これまでとひと味違うスペシャルな公演になった。

◆エミリー・サンデー画像

エミリーはこの夜、ビクトリア時代に建てられた会場に相応しいシックな装いでステージに登場。フル・バンドにストリングス・グループ、4人のバック・コーラスと一緒に、ドラマチックでパワフルな歌声でショウをスタートした。

「Heaven」「Next To Me」「Read All About It」、そしてつい最近No.1に輝いた「Beneath Your Beautiful」といったデビュー・アルバム『Our Version Of Events』のトラックを中心に繰り広げられたパフォーマンスは、エミリーの力強く美しい歌声、彼女の曲作りの才能をあらためて証明するとともに、会場をポジティヴなエネルギーで包んだ。生で聴く彼女の歌声には力強さだけでなく、愛や包容力を感じる。

ポップやダンス・トラック、バラード、ソウル、ピアノの弾き語りなどさまざまな魅力でオーディエンスを虜にしたエミリー。とくにロンドン・オリンピック開会式でパフォーマンスされた「Abide With Me」の繊細で美しい歌声はこの夜のハイライトのひとつとなった。

デビュー作『Our Version Of Events』が2012年英国で最も売れたアルバムとなり、5枚のトップ5・シングルが誕生、数々のアワード受賞、そしてロンドン・オリンピックの開閉会式両方でパフォーマンスした唯一のアーティストとなったエミリー・サンデーの輝かしい1年を締めくくる素晴らしいショウとなった。

この夜のセットリストは以下の通り。
「Daddy」
「Tiger」
「Where I Sleep」
「Breaking The Law」
「Enough」
「Pluto」
「My Kind Of Love」
「Abide with Me」
「Clown」
「River」
「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」
「Suitcase」
「Read All About It」With プロフェッサー・グリーン
「Wonder」
「Mountains」
「Heaven」
アンコール
「Beneath your Beautiful」With Labrinth
「Maybe」
「Next To Me」

Ako Suzuki, London
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