ブラック・サバス「年取ってエゴがなくなった俺らにあるのは音楽だけ」

ポスト
いろんな経験を積み、年を重ねエゴがなくなったブラック・サバスのメンバーは、いま、関係も良好で音楽に集中できる状態にあるそうだ。

オジー・オズボーンは『The New Zealand Herald』紙のインタビューでこう話している。「昔と違うのは、俺らの誰ひとり、酔っ払ってもいないしドラッグもやってない。全員、クリーンで自分のことをコントロールできている。お互いを威嚇することも、口論することもない。本当はそうじゃなきゃいけないんだ。でも、若いときにはエゴがあった。21歳で成功すると、理解するのに時間がかかる。エゴがあり、名声、車、家、金、アルコール、ドラッグ、グルーピーなんかを手に入れるんだ。それをみんな経験し、うまく生き残れれば結婚して離婚して、また結婚して…、長い道のりだよ。でも、俺らはそういうの全部通り抜け、いまは音楽ってとこに行き着いた。それこそ、俺らが最初にいた場所だ。違う道を通ってきたが、今でも一緒にやることができる。だから、楽しいんだ。アルバム作るのは、すごく楽しいよ」

オジーによると、ニューアルバム用にすでに15曲ができているそうだ。「彼らとマジになって一緒にやるのは30年ぶりどころじゃない。何年か前試してみたが、うまく行かなかった。でも、何となく今回はタイミングもあい、15曲くらいできた。ブラック・サバスがユニークなのは、フォーミュラがないとこだ。予測ができない。ずっと待っててくれた人たちがガッカリしないことを望んでるよ」

ブラック・サバスのニュー・アルバムは2013年春のリリースが予定されている。そして、バンドは5月に待望の来日を果たす。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報