コージー・パウエルが在籍した幻のベドラム、日本盤リリース

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先日『レインボー・ライヴ・イン・ミュンヘン』がリイシューされたばかりだが、コージー・パウエルが在籍した幻のブリティッシュ・ハード・ロック・バンド、ベドラムの貴重なライヴ音源『ベドラム・イン・コマンド~ライヴ・イン・ロンドン 1973』が、デジタル・リマスタリングと音声補正が施されて待望の日本盤リリースとなった。コージー・パウエルのレインボー~マイケル・シェンカー・グループ~ホワイトスネイクでの活躍の原点が垣間見れる、貴重な音源となる作品である。

◆ベドラム画像

1972年、ジェフ・ベック・グループの解散後、コージーがデイヴ・ボール(ギター/元プロコル・ハルム)、デニー・ボール(ベース)、フランク・アイエロ(ヴォーカル)と結成したのがベドラムだ。1973年に唯一のアルバム『狂人どもの舞踏会』を発表、フェリックス・パパラルディ(マウンテン)がプロデュースを手がけたこのアルバムは、現在でもブリティッシュ・ハードのマニアから隠れた名盤として愛され続けている。未発表スタジオ音源やライヴを含むアンソロジーCDも発売されるなど、わずか1年半という活動期間の短さに反比例して、そのカルト的な人気は、解散から40年近く経つ今日もなお衰えることがない。

本作『ベドラム・イン・コマンド1973』は、1973年10月22日ロンドンのコマンド・スタジオズ・シアターでのステージを収めたライヴ・アルバムだ。『狂人どもの舞踏会』からの楽曲を軸に、約50分のフル・ステージを繰り広げている。当時シングル・カットされた「孤独の女神」から熱演の連続で、当時既にドラム・ヒーローとして支持されていたコージーのドラム・ソロもフィーチュアされている。

コージーは1973年10月にソロ名義でのシングル「悪魔とダンス」をリリースするが、本作に収録されたライヴはその直前、彼がこのバンドに全身全霊を傾けていた時期のものだ。本作はボール兄弟が所蔵していたマスター・テープをデジタル修復、一部欠損していたヴォーカル・パートをフランク・アイエロが補い、オリジナルの迫力をそのまま、より完成度の高いものにしたもの。それをさらに日本国内でデジタルリマスタリングを施したという最新2012年仕様だ。

2003年に『Live In London 1973』というタイトルで海外リリースされた本作だが、今回の新装盤では1974年のアメリカ・ツアー中、TV番組『ミッドナイト・スペシャル』出演時に演奏された「悪魔とダンス」ライヴ・ヴァージョンが追加収録されている。元々カセット録音の音源のため、音質は良好ではないものの、歴史的に貴重きわまりないレアなトラックであり、このテイクが発掘されたことの意味は大きい。

バンド解散後、コージーはコージー・パウエルズ・ハマーを経て、レインボーに身を投じる。ブリティッシュ・ハード・ロックの王道を突き進み、1998年に早すぎる死を迎えたコージーにとって、本作は伝説への序曲(プレリュード)なのだ。

ベドラム
・コージー・パウエル(ドラム)
・デイヴ・ボール(ギター/元プロコル・ハルム)
・デニー・ボール(ベース)
・フランク・アイエロ(ヴォーカル)

『ベドラム・イン・コマンド~ライヴ・イン・ロンドン 1973』
2012年12月19日発売
1.孤独の女神
2.ホット・リップス
3.プッティング・オン・ザ・フレッシュ
4.サラ
5.コージー・パウエル・ドラム・ソロ/セヴン・ロング・イヤーズ
6.マザー・イン・ロウ・
7.ザ・フール
8.野獣
9.セット・ミー・フリー
10.悪魔とダンス [ボーナストラック]

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