【ライブレポート】巨大イベント<Family Mart presents MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE>、開幕

ツイート

12月22日(土)国立代々木競技場第一体育館にて、そうそうたるアーティストが一堂に会するイベント<Family Mart presents MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE>がスタートとなった。12月22日、23日、24日と行われ、各日約12,000人、3日間で約36,000人が訪れる巨大イベントだ。

◆<Family Mart presents MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE>画像

▲BACK-ON
▲GOLD RUSH
▲AI
▲乃木坂46
▲シェネル
▲GENERATIONS
▲加藤ミリヤ
▲ゴールデンボンバー
▲三代目J Soul Brothers
初日はAI、加藤ミリヤ、三代目J Soul Brothersなど計9組のアーティストが登場。“思い出は、音楽と一緒に。未来は、みんなと一緒に。”をテーマに掲げたこのイベントの開幕を華やかに彩った。

オープニング・アクトとして、本格的なミクスチャーロックを響かせたBACK-ON、高揚感あふれるトラックのなかで大らかな歌を聴かせてくれたGOLD RUSHのパフォーマンスに続き、「代々木、盛り上がってる?」とAIが登場。最新鋭のR&Bサウンドとソウルフルなボーカルによって、会場のテンションが一気に上がっていく。ビートとメロディに導かれ、すべてのオーディエンスがひとつになる…それはまさに「MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE」のコンセプトそのものだ。さらに4人の男性ダンサーとともに“自立した女性”を表現した「INDEPENDENT WOMAN」、この季節にぴったりの「This Christmas」、アコースティック・アレンジの「Story」など幅広い音楽性を披露。強烈な個性をストレートに発揮した、圧巻のステージだった。

爽やかな疾走感をたたえた「走れ!Bicycle」から始まった乃木坂46は、キュートなダンスと瑞々しいボーカルを真っ直ぐに表現。ヒットチューン「おいでシャンプー」、最新シングル「制服のマネキン」では多くの女性客が振り付けをマネするなど、その魅力をしっかりアピールした。

続くシェネルも“歌のパワー”をダイレクトに感じさせてくれた。先鋭的なダンス・ビートとともに凛とした歌声を響かせた「フォール・イン・ラヴ」、愛らしい恋心を表情豊かに描いた「ベイビー・アイラブユー」、そして、ドラマティックなメロディを高らかに歌い上げた「ビリーヴ」。曲を重ねるたびに歓声と拍手が大きくなる、大充実のパフォーマンスを見せつけた。

11月に1stシングル「BRAVE IT OUT」でデビューを果たしたGENERATIONSは、圧倒的な熱量に満ちたステージを展開。低音を効かせまくったトラックに乗って、鋭いスピード感とアクロバティックな動きを兼ね備えたダンスを体現した。最後はニューシングル「ANIMAL」を初披露。新世代パフォーマンス・グループとしての高いポテンシャルを証明してみせた。

ニューアルバム「TRUE LOVERS」をリリースしたばかりの加藤ミリヤも際立ったステージ・センスを発揮。「Put your hands up!」というシャウトによって観客が一斉に手を挙げた「HEART BEAT」、「クリスマスに会いたいなって思う人を思い浮かべながら聴いてください。私も会いたいなって思う人のことを考えて歌っちゃいます」という言葉に導かれたバラード「Aitai」などを次々と披露、オーディエンスをグイグイと惹きつけていく。清水翔太、SHUNをフィーチャーした「今夜はブギー・バック」のカバーも最高。普遍的なパワーを持った楽曲が世代/時代を超えて受け継がれていく、本当に素晴らしいシーンを彩った。

今年、大躍進を遂げたゴールデンボンバーは、この日も大暴れ。「一応、振り付けとかもあるんですけど、自由に楽しんでくださいね。子どもがグズったらお乳をあげるとか」(鬼龍院翔)というMC、さらに喜矢武豊がシャンプーをはじめたり、樽美酒研二がTバック姿を晒したりとやりたい邦題。そして最後は大ヒット曲「女々しくて」で大合唱を巻き起こすなど、独自の芸風をこれでもかと見せつけた。“どんな手を使っても盛り上げてやる”という気合いの高さは完全に振り切れている。

初日のラストを飾ったのは三代目J Soul Brothers。2013年1月1日にリリースされる3rdアルバム『MIRACLE』の1曲目に収録されている「LET'S PARTY」が始まった瞬間、オーディエンスが気持ち良さそうに身体を揺らし、会場全体が巨大なクラブへと変貌を遂げる。さらに「全員で“伝わる”パフォーマンスをしたいと思います。ぜひ、三代目J Soul Brothersの世界を楽しんでいってください!」(今市隆二)というMCのあとは、彼らのカラフルな音楽性を体感できるシーンが続く。今市、登坂広臣の奥深いボーカルを全面に押し出したウィンターバラード「Powder Snow~永遠に終わらない冬~」、パフォーマーの個性を活かしたエレクトロチューン「LOOK@US NOW!」、そして、アグレッシブなパワーに満ちた「FIGHTERS」。2012年、初のアリーナツアーを成功させた彼らは、自らのパフォーマンスを進化させ続けている。そのことがはっきりと伝わってくる、きわめて魅力的なアクトだった。

<Family Mart presents MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE>
2012年12月22日(土)、23日(日)、24日(月・振休)
@国立代々木競技場第一体育館(渋谷区代々木神南2‐1‐1)
15:00開場/オープニング・アクト15:30 開演 /本編 16:00開演
全席指定 7,800円(税込)/ステージサイド席6,800円(税込)
●12月22日(土):AI/シェネル/GENERATIONS/ゴールデンボンバー/加藤ミリヤ/乃木坂46/三代目 J Soul Brothers(Opening Act:BACK-ON/GOLD RUSH)
●12月23日(日):BENI/Crystal Kay/ E-Girls/家入レオ/JUJU/倖田來未/SHINee(Opening Act:福田桃代/TEMPURA KIDZ)
●12月24日(月・振休):Aqua Timez/CNBLUE/華原朋美/きゃりーぱみゅぱみゅ/三浦大知/Ms.OOJA(Opening Act:chay/Serena)

◆<Family Mart presents MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE>オフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス