ソロ・アーティストはバンドにいるミュージシャンより早死にしやすい
リバプール・ジョン・ムーア大学でパブリック・ヘルスの研究を行なっている教授らが、ソロ・アーティストのほうがバンドにいる人より早死にしやすいとの調査結果を発表した。
マーク・ベリス教授らは、1956~2006年にかけて活躍した北米、ヨーロッパのロック/ポップ・ミュージシャン1489人を対象に研究。これによると、ソロで活動するアーティストはバンドにいる人より2倍早死にする確率が高いという。
有名人の行動を研究する心理学者は、こう分析している。「ソロ・アーティストは、PR専門家やマネージャーなど給料を払って雇っている、いわゆる彼の経済面にしか興味を持たない人たちに囲まれている場合が多い。だから誰を信用していいか難しい状態だ。旅をしていることが多く、友人や家族から離れている時間が長い上、本来の自分ではなくパブリック・イメージで見られることが多く、孤独感や虚しさを感じやすい。一般の人でも、サポートしてくれる人が周りにいると寿命が延びるとの調査結果がある。バンドにいる人はその恩恵に授かっているのだろう。彼らは運命共同体のような状況にあり、信用できる人を判別しやすく、さらにメンバーが自滅するのを止めることもできる」
また、子供のときに辛い経験をした人のほうがドラッグやアルコールの問題で亡くなる確率が高かったという。
Ako Suzuki, London
マーク・ベリス教授らは、1956~2006年にかけて活躍した北米、ヨーロッパのロック/ポップ・ミュージシャン1489人を対象に研究。これによると、ソロで活動するアーティストはバンドにいる人より2倍早死にする確率が高いという。
有名人の行動を研究する心理学者は、こう分析している。「ソロ・アーティストは、PR専門家やマネージャーなど給料を払って雇っている、いわゆる彼の経済面にしか興味を持たない人たちに囲まれている場合が多い。だから誰を信用していいか難しい状態だ。旅をしていることが多く、友人や家族から離れている時間が長い上、本来の自分ではなくパブリック・イメージで見られることが多く、孤独感や虚しさを感じやすい。一般の人でも、サポートしてくれる人が周りにいると寿命が延びるとの調査結果がある。バンドにいる人はその恩恵に授かっているのだろう。彼らは運命共同体のような状況にあり、信用できる人を判別しやすく、さらにメンバーが自滅するのを止めることもできる」
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