Acid Black CherryとBREAKERZが、1月9日に日本武道館にてお互いのデビュー5周年を記念したスペシャルコラボライブ<Acid BREAKERZ Cherry 69-sixnine->を開催した。ライブのアンコールでは、客席で観覧していたL'Arc~en~Cielのhydeがまさかの飛び入り。「神降臨!」とバンドメンバーも1万3000人のオーディエンスも大興奮のステージとなった。

◆<Acid BREAKERZ Cherry 69-sixnine-> 画像、『Recreation 3』ジャケット

先輩・後輩という間柄でありながら、週5日ふたりでご飯を食べに行ったり、ファミレスのドリンクバーでお茶したり、毎日のように電話で話をしたりするなど大の仲良しなyasuとDAIGO。この日のライブの構想もふたりの日頃の会話の中から生まれ、実現した。

「ふたりでよくファミレスに行くのですが、2012年年始にお互い5周年を迎えるにあたりなんかやるの?という話の流れから“Acid BREAKERZ Cherry”ができたらいいね! などと話し、今日実現しました! 今いつものライブよりいい意味でリラックスしています。仲の良いバンド同士、それが分かるようなライブ構成になっています。ドラムセットが変わったりするんですが、昭和の歌番組みたいで楽しめるステージ構成になっています。」── yasu(Acid Black Cherry)

「Acid BREAKERZ Cherryという最高最強の一夜限りのバンドのプレミアライブ! ぶちあがるぜ!」── DAIGO(BREAKERZ)

会場が暗転すると上手からAcid Black Cherry、下手からBREAKERZが登場し、yasuとDAIGOが中央で熱い握手を交わし、ライブがスタート。

1曲目はAcid Black Cherryの「Murder License」。スリリングなステージに冒頭から大盛り上がりの武道館。そして2曲目は、BREAKERZの「BIG BANG!」……というところで、なんとステージ上をバンドがゆっくりと滑っていく。これには客席から大きなどよめきが。

今回、2種類のバンドセットをステージ左右に用意し、これをステージ中央にスライドさせることで両バンドが変わるという、往年のテレビ番組のような、懐かしくもあり斬新なシステムを採用。スムーズなセットチェンジができるだけでなく、通常の2バンド対バン形式のライブではなかなかできない、1曲ずつ交互に両バンドの曲を披露したり、といったことも可能にした。

ステージ上、yasuとDAIGOがオフマイクで言葉を交わしながらの最初のMC。「2つ合わせて“Acid BREAKERZ Cherry”。」と、ふたりは声を合わせる。「はいみなさん、新年明けましておめでとうございます。やってきました<Acid BREAKERZ Cherry 69-sixnine->。1月9日、イクの日に。新年一発目の“姫初め”が武道館で、まさかの3P(ABCとBREAKERZと観客)っていうね。」と、yasuのトークも実に快調。さらに「本当は、“Acid BREAKERZ Countdown”がいいんじゃないかってふたりで言ってたんですよ。」「そうそう、大みそかにね。」「だけど、箱(会場)がなかった(笑)」といった裏話や、「yasuさん」「DAIGO」「yasuさん」「DAIGO」の掛け合い。トークも存分に尺を取って、まるでふたりがファミレスでしゃべっているのを横で観ているかのような、もしくはテレビのバラエティー番組でふたりがしゃべっているかのような感覚で楽しませていく(「DAIGO」「yasuさん」「もうそろそろ客がこのやりとりに飽きてきてるぞ。『こいつら20分くらいしゃべる気だ』って空気になってきてるぞ。」「ただ、yasuさん」「DAIGO、どうしたDAIGO」「この…yasuさん」「DAIGO」「ただ、yasuさん」「ど、どうした、だ、DAIGO」「このやりとり、今日、69回やりましょう!」)。

「今日は新年会だから、何があっても“ブレイコウ(無礼講)ズ”でいいっすか!」と、BREAKERZ。トークの時とはうってかわって、ボーカリスト・DAIGOは鋭い眼差しで武道館の隅々までを見渡し、そして熱唱。すると今度は、ブラックスーツにネクタイというフォーマルスタイルのAcid Black Cherry。「楽園」では、ギターでBREAKERZのAKIHIDEもステージに登場するなど(そもそもAKIHIDEもAcid Black Cherryのサポートメンバーのひとり)、こちらも武道館を熱狂へと誘っていく。

さらにAcid Black Cherryは2012年USEN年間リクエストチャート1位を獲得した代表曲「イエス」、BREAKERZはライブでは必ず盛り上がる「BAMBINO~バンビーノ~」や、さらに1月16日に発売となる14枚目のシングル「RUSTY HEARTS」を初披露した。

そして事件が起こるのは、アンコール明け。急遽、武道館のステージ上から生配信することになったyasuとDAIGOのUSTREAM番組『ABCD放送局』にて、yasuが「告知があります。全然対したものじゃないけどカバーアルバムが出ます。3月6日です。」と3枚目のカバーアルバム『Recreation 3』をリリースすることを発表。会場を大いに沸かせる。

さらに、いつもの様にステージから見た客席をiPhoneで撮ろうとするDAIGO。すると、「えっ? ちょっと待って下さい。yasuさんやばいっす。」と、一言。yasuもそのiPhoneを覗きこみながら、「写り込んでるよ、DAIGO。」と、つぶやく。そして「yasuさん、まさかの……神が写り込んじゃってますよ!」の声に、ピンときた1万3000人は悲鳴のような大歓声。yasuは、「あれ? hydeさんじゃないですか? ありがとうございます、hydeさん。……良かったらこっちきます? 5周年のお祝いコメントとか別にいいんで、こっちきます(笑)?」と、客席にて観覧していたhydeに語りかける。会場に設置されたカメラが、客席に座るhydeを大型スクリーンに映し出す。するとhyde、yasuの呼びかけに応じるように席を立ち上がって、ステージへと歩みを進める。

驚きと歓喜の声が縦横無尽に飛び交う会場。ふたりも「うわっ、ヤバいっすね! yasuさん! まさかの観に来てくださってる方を!」「なかなかないよ!」「神降臨しますからね!」と、声のトーンが少し上がるほどに興奮。

日本武道館を揺らすほどの絶叫とともにステージに迎え入れられたhydeは、「ちょっと。テレビが急に話しかけてきたよ。観てたテレビが急に俺に語りかけてきたみたいだよ。ちょっと不思議な(笑)」と、笑顔。yasuが「hydeさん、オフなのにすみません。こういう時って、お祝いコメントとかあるじゃないですか。そういうの僕ら大丈夫なんで、“お祝いSing”でも全然いいんですよ?」と、これまたまさかの“歌ってほしい”とお願い。「まだ冬休みなんだよ。仕事始まってないから。」と語るhydeに、「ここ、飲み屋だと思ってもらえればいいんで。」と、食い下がるyasu。そしてAcid Black Cherryの名曲「Black Cherry」の艶かしいベースが流れ出す。「これ、“何チェリー”でしたっけ?」というyasuからの問いかけを受けて、hydeは「え?……『Black Cherry』」。

次の瞬間、hydeボーカルによる「Black Cherry」がスタート。そんな誰もが予想していなかった素敵なサプライズに、会場の興奮と熱狂は頂点へ。武道館を埋めたオーディエンスは万雷の大歓声とジャンプで応えた。

歌のプレゼントで5周年に華を添えたhydeは、会場に投げキッスをしてステージを後にする。そしてこのライブの最後は「DRAGON CARNIVAL」。5周年を祝う花火のように、ステージ上で両バンドが披露した全21曲。盛大に開催されたこのプレミアムなパーティーは、夢のような感覚と熱気を残して幕を下ろした。

◆VARKS
◆Acid Black Cherryオフィシャルサイト
◆BREAKERZ オフィシャルサイト