スティーヴ・ルカサー、「このアルバムでは美しい音楽を作りたい」

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スティーヴ・ルカサーの約2年ぶりとなる7thソロアルバム『トランジション』が1月23日にリリースとなる。

◆スティーヴ・ルカサー画像

近年ではジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ヴァイとのG3や、リンゴ・スターのプロジェクトなどでも活躍しているルカサーだが、今作では自身のバンド・メンバーの他、リーランド・スカラー(B)、チャド・スミス(Dr)(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、ジョン・ピアース(B)(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)、タル・ウィルケンフェルド(B)(ジェフ・ベック・バンド)、ネーザン・イースト(B)(エリック・クラプトン・バンド)、グレッグ・ビソネット(Dr)(リンゴ・スター・バンド)、フィル・コリン(G、Vo)(デフ・レパード)といった豪華ミュージシャンが参加する渾身のアルバムとなっている。

ルカサー自身、このアルバムは自身のターニング・ポイントになる程の重要な意味をもつアルバムだと語る。イアン・ギランのツアー、TOTO、G3、リンゴ・スターなど、様々なプロジェクトの合間を縫いながら10ヵ月もの期間を通してレコーディングされた作品だという。

「曲作りの際には今まで出逢った光景、失った全ての人々、素晴らしい経験や、辛い経験が浮かんだ。今こそ全てを受け入れて、人生は一度しかない」──スティーヴ・ルカサー

かつては数十Uものラックシステムを組み、多彩なエフェクトも組み込んでいたスティーヴ・ルカサーも、最近はシンプル&ダイレクトなセッティングがお気に入りという。「シグネチャーモデルのMUSIC MAN L-3をBOGNERのアンプに直接繋いで、それをシュアーのSM-57マイクで拾って、全てのエフェクトはミキシング・デスクで付けている。Kemper Profiling Ampを使って少し変な音も出したけど、最近はギターとアンプと2~3個の小さいエフェクターがあれば十分」とのことだ。

最近ではヴォーカルには真剣に取組んでいるルカサーは「歌とパフォーマンスが全て。ギターの速弾きにはあまり興味がないし、このアルバムでは美しい音楽を作りたい」と語っており、ルカサーとウェインンガートとヴァンストンで演奏されたアルバム最後に収録されたチャップリンの「スマイル」では、「この曲は亡くなった母が好きだった曲。ずっと最近のコンサートのアンコールでも演奏してきた曲」と思いを綴る。

なお2013年2月~3月には、18年ぶりに来日するリンゴ・スターのRINGO STARR & HIS ALL STARR BANDのメンバーとして来日を果たす。こちらにもご注目を。

『トランジション』
2013年1月23日発売
VICP-65104 \2,625(税込)
1.Judgement Day / ジャッジメント・デイ
2.Creep Motel / クリープ・モーテル
3.Once Again / ワンス・アゲイン
4.Right The Wrong / ライト・ザ・ロング
5.Transition / トランンジション
6.Last Man Standing / ラスト・マン・スタンディング
7.Do I Stand Alone / ドゥ・アイ・スタンド・アローン
8.Rest Of The World / レスト・オブ・ザ・ワールド
9.Smile / スマイル
Produced by Steve Lukather & CJ Vanston
Tina Lukather -production asst.
Engineered and mixed by CJ Vanston
Recorded & mixed at The Treehouse, N. Hollywood
Drums & Bass recorded by Ross Hogarth at The Steakhouse Studios Digital technician Adrian van Velsen
Mastering by Pete Doell at Universal Mastering
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