コルグ、指1本であらゆるジャンルの音楽を自在に演奏&作曲できる「KAOSSILATOR PRO+」登場、

ポスト
コルグは、「KAOSSILATOR PRO」に多数の新規音色を追加しバージョンアップした「KAOSSILATOR PRO+」を2月下旬より発売する。

「KAOSSILATOR」シリーズは、誰でも簡単にメロディー/フレーズを奏でることができ、ガジェット楽器の先駆けとなったシンセサイザー。上位モデルとして2010年に登場した「KAOSSILATOR PRO」を、さらにブラッシュ・アップした「KAOSSILATOR PRO+」が登場する。ドラム音色を中心に一段とバラエティ豊かになったサウンドで、これまで以上に幅広いジャンルの音楽を、誰でも簡単に演奏&作曲できるようになっている。

タッチ・パッドに触れるだけで自由自在にシンセサイザーの演奏が可能なのは、従来モデル同様。コルグならではの本格的なシンセ・サウンドは、「KAOSSILATOR PRO」の200種から250種にボリュームアップ。新規音色は、シンセサイザーの定番であるシンセ・リードやシンセ・ベース、DJで使えるSEサウンドなど、最新の音楽シーンの流れを汲んだ62種。なかでも重点的に強化されたドラム・サウンド26種は、PCM音源によるリアルなサウンドのほか、チップ・チューンやWAVEDRUMパーカッション・サウンドなどを追加。「KAOSSILATO PRO+」1台で、ヒップホップやハウス、ダブステップ、ニュー・ディスコ、エレクトロ、レゲトン、ドラムンベースなどのダンス・ミュージックはもちろん、ロックやボサノバなど、世界のあらゆるジャンルの音楽を演奏可能だ。

演奏を気軽に録音できるループ・レコーディング機能(最大16ビート=4小節)は、気に言った演奏を即座に録音、そして思いのままにどんどん重ねて録音(オーバー・ダブ)することでトラックを簡単に作れる機能。4つのバンクに別々に録音可能で、それぞれのループを抜き差ししたり、ループの長さを変えれば、誰でも簡単にリアルタイム・パフォーマンスが実現。外部入力音のループ・レコーディングも可能なので、ラップやボーカルも取り入れることができる。

誰でも音程を外さずに演奏できるスケール/キー設定機能も健在。「KAOSSILATOR PRO」に4種加えた全35種のスケールを設定可能。±12の範囲で選べるキーを設定すれば、まったく楽器を触ったことのない人でも曲にマッチした演奏ができる。さらに、演奏できる音程の上下幅を変更できるノート・レンジ機能により、幅を狭めればメロディーを正確に演奏しやすくなり、極端に広くすればよりダイナミックなフレーズで演奏可能だ。そして、自動的にフレーズやビートを刻むゲート・アルペジエーター機能も搭載。スライダーでゲート・タイムやゲート・スピードをリアルタイムにコントロールしてカッコよく演奏できる。指の軌跡に合わせて光るパッドLEDで、暗いステージでも問題なくプレイ可能なのも上位モデルならではだ。

高い拡張性も魅力の1つ。MIDI IN/OUT端子とUSB端子を装備し、外部MIDI機器をコントロール可能。またループ・データやプログラム・メモリーなどのユーザー設定をSD/SDHC カードに保存することもできる。ループ・データのライブラリアン機能やMIDIアサイン・エディター機能をもった「KAOSSILATOR PRO+ Editor」の存在も見逃せない。対応OSは、Windows XP (SP3 以降) / Vista (SP2 以降) / 7 (SP1 以降) / 8対応、Mac OS X 10.5 以降となっている。

さらに注目なのが、「kaossilator 2」との連携だ。「KAOSSILATOR PRO+」で録音したデータを「kaossilator 2」用に書き出したり、「kaossilator 2」で録音したデータを「KAOSSILATOR PRO+」で読み込み、BPMなどの情報を共有可能。たとえば「KAOSSILATOR PRO+」ならではの高度な演奏データを「kaossilator 2」に入れて持ちだしたり、出先で上手く録音できた「kaossilator 2」の演奏データを「KAOSSILATOR PRO+」用に持ち帰ったりと、使い勝手はより広がる。なお、連携は、「kaossilator 2」のバージョンアップにより可能となる。アップデータのリリースは2013年1月下旬の予定。


◆KAOSSILATOR PRO+
価格:50,400円
発売日:2013年2月下旬

◆KAOSSILATOR PRO+ 製品詳細ページ
◆コルグ
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報