<Chageの茶会2012~座・藍燈横濱~>ライブ音源がiTunesで1位

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Chageが8月21日から横浜赤レンガ倉庫にて6日間にわたって開催したライブイベント<Chageの茶会2012~座・藍燈横濱~>。この模様を収録したライブ音源が2月18日よりiTunesにて配信を開始し、配信直後からJ-POPカテゴリーのトップアルバムランキングで1位を獲得。2日経った2月20日現在も、この日配信されたMISIAベストアルバムに次ぐ2位となっている。

デビュー30周年となる2009年からスタートした“Chageの茶会”といえば、MULTI MAXやこれまでのChageソロのような、世間一般から見た彼の音楽的カラーである“バンド色”“ロック色”とは少し趣が異なる。アコースティック編成を中心としたサウンドと、毎回趣向を凝らした企画演出、そしてChageとオーディエンスを中心に作り出される空気感など、見どころ、聴きどころ、楽しみどころが満載のライブイベントだ。

そんなシリーズ4回目となった2012年の茶会は、Chageと(CHAGE and ASKAと)同じ時代を歩んできた作詞家・松井五郎を脚本・構成に迎えるという新しい形を示した。ちなみに余談だが、大ヒットした坂本冬美「また君に恋してる」や安全地帯の数多くの名曲をはじめ、長渕剛からジャニーズ系アーティスト、さらにAAAや東方神起、田村ゆかりなどにも作品提供している同氏のデビュー作品は、1981年にリリースされたCHAGE and ASKAの2ndアルバム『熱風』である(このアルバムの中で、タイトル曲となった「熱風」やChageの名曲「嘘」など、共作を含む計4曲を手がけている)。

Chage×松井五郎による、横浜を舞台とした約100年にわたる物語<Chageの茶会2012~座・藍燈横濱~>。横浜赤レンガ倉庫に用意された全6公演、客席総数2500席はプレミアムチケット化。そして参加した人は誰も、これまでのライブとは異なる“お客様は見た事がない”“Chage も見せた事がない”構成にまず驚き、そして自分の中にある記憶と、会場で語り歌われる情景が交錯し、大きな感動へと誘われた。

今回のライブ音源は、そんな<Chageの茶会2012~座・藍燈横濱~>の8月23日公演の模様を収録して配信。公演のために書き下ろされた新曲「永い一日」のほか、「TOKYO MOON」「&C」といったソロ曲、「嘘」「Here&There」といったCHAGE and ASKA楽曲、さらに「ブルーライトヨコハマ」「悲しみにさよなら」といったカバー曲をChageが歌い上げる。時にブルージーに、時に力強く、時に寄り添ってくれるようにやさしく。

茶会に参加した人にとっては、あの日の会場をその空気感や雰囲気までも蘇らせてくれる音源。参加できなかった人も、収録されているChageの歌声と吉川忠英と渡辺等、力石理江による演奏、そして沢口千恵による語りが、6日間にわたって横浜赤レンガ倉庫を包み込んだやさしさや温かさ、そこから自然と溢れだした涙を体験させてくれるだろう。

iTunesなので、音源はもちろん1曲単位で購入できる。しかしストーリー性のあるライブイベントだったこともあり、できればアルバム単位でダウンロードし、1曲目の「ブルーライトヨコハマ」から順番に聴くことを強くおすすめしておきたい。

さて、そんな<Chageの茶会2012~座・藍燈横濱~>。既述のようにプレミアムチケット化し、さらに開催が横浜のみだったこともあって、全国から再演を望む声が寄せられていた。そこで、これらファンからの声に応えるべくアンコールツアー<Chageの茶会2013~座・藍燈横濱~ Again>開催が決定している。

【<Chageの茶会2013~座・藍燈横濱~ Again>情報】
3月1日 大阪・サンケイホールブリーゼ
3月2日 大阪・サンケイホールブリーゼ
3月9日 愛知・名鉄ホール
3月10日 愛知・名鉄ホール
3月16日 福岡・キャナルシティ劇場
3月27日 神奈川・神奈川芸術劇場


◆『Chageの茶会2012~座・藍燈横濱~』配信ページ(iTunes)
◆CHAGE and ASKA オフィシャルサイト
◆<Chageの茶会2013~座・藍燈横濱~ Again>特設ページ
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