illion、言葉や文化の違いをも超えてロンドンを魅了

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イギリス他世界8ヵ国でデビューするillionの世界初ライヴが、3月17日(日)にロンドンの老舗名門ライヴハウスO2 Shepherd's Bush Empireで行われた。

◆illion画像

TOKYO ROCKSとThis feelingによるこのイベントには、カール・バラー(元ザ・リバティーンズ)やザ・ライフルズなど合計5組が登場。illionは最後から2組目として午後9時にステージに立った。ライヴの冒頭、野田はまず「Good Evening. My name is illion. Nice to meetyou」と集まった英国人オーディエンスに英語で挨拶。川崎昭(Dr)、Gregory Hall(チェロ、G)、Dean Deavall(Key)、栗本ヒロコ(B)、長岡亮介(G)とともに、デビュー作『UBU』(英国2月25日、日本3月6日発売)より全11曲をライヴ初披露した。

1曲目の「BEEHIVE」では早くも、迫力ある3本のギターや英国人キーボーディストのコーラスなどで、野田がほぼひとりで作り上げた作品の音の世界をライヴという場に移すことに成功。初めて彼のことを知る英国人オーディエンスも、音と堂々とした野田の声が生み出すステージ上の別世界に魅了され、次第に歓声ともに体を自由に揺らしていった。

この日「γ」と「MAHOROBA」では、テルミンのような小型楽器が登場。彼の身体の動きに合わせ音を出す不思議な様子に、会場中が釘付けに。また、曲によっては背景のスクリーンに曲のイメージを増幅させる美しい映像が流された。最終曲「GASSHOW」の冒頭でそのスクリーンに映し出されたのは、日本の日の出を思わせる丸い紅色の円。祈りと願いが散りばめられたこの曲の雰囲気と映像が調和することで、言葉や文化の違いをも超えて、illionの音楽が改めて会場を魅了していった。

illionとメンバーはこの後ドイツに向かい、ハンブルグで若き日のザ・ビートルズが拠点として活動していたライヴ・ハウスIndraでのショーケースを19日に行う。また、5月12日(日)には味の素スタジアムで行われる<TOKYO ROCKS 2013>にて、日本での初ライヴも予定されている。

TEXT: Nami Sezawa 妹沢奈美
PHOTO:Tetsuya Nagato永戸鉄也

Debut Album 『UBU』
Release date:
2013.2.25 OUT IN THE UK from Warner Brothers Records UK
2013.2.25 OUT IN IRELAND from Warner Music Ireland
2013.3.06 OUT IN JAPAN from Warner Music Japan
2013.3.29 OUT IN GERMANY from Warner Music Germany
2013.3.29 OUT IN FRANCE from Warner Music France
2013.3.29 OUT IN AUSTRIA from Warner Music Central Europe
2013.3.29 OUT IN POLAND from Warner Music Central Europe
2013.3.29 OUT IN SWITZERLAND from Warner Music Central Europe
日本盤(CD) 2013.03.06 ON SALE
WPCL-11318 2,500(tax in) WARNER MUSIC JAPAN
*日本盤のみボーナス・トラック1曲収録
*歌詞対訳付
1.BRAIN DRAIN
2.AIWAGUMA
3.PLANETARIAN
4.MAHOROBA
5.BEEHIVE
6.DANCE
7.γ
8.FINGER PRINT
9.LYNCH
10.UN&DO
11.GASSHOW
12.INEMURI
13.ESPECIALLY
14.BIRDIE
15.HIRUNO HOSHI * bonus track

<illion Live Shows>
2013年3月17日(日)
O2 Shepherd's Bush Empire @UK・London

2013年3月19日(火)
Indra @GERMANY・Hamburg

2013年5月12日(日)
TOKYO ROCKS 2013 @東京・味の素スタジアム

◆illionオフィシャルサイト
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