【イベントレポート】ジャンク フジヤマ、「シェダル」の星を間違えていた

ポスト

3月27日、東京スカイツリータウン(R)内にあるコニカミノルタプラネタリウム「天空」にて、J-WAVE朝のプログラム『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のイベントが開催され、ジャンク フジヤマが登場。3月6日にリリースされた1stアルバム『JUNK SCAPE』収録曲を中心としたアコースティックライブを披露した。

◆<J-WAVE TOKYO MORNING RADIO ~ STARLIGHT PARTY>画像

J-WAVEリスナー60組120名を招待して行なわれた、プラネタリウムの星空とジャンク フジヤマの音楽を堪能できる今回のイベントは、まずジャンク フジヤマのライブからスタート。「天空」と同じくコニカミノルタプラネタリウムの直営館である「満天」(池袋サンシャインシティ内)が好きで何度も訪れているというジャンクは、この日、天空が誇る映像演出をバックに「Morning Kiss」「シェダル」「上を向いて歩こう」「あの空の向こうがわ」の4曲を披露。実はスタッフと飲みながら「プラネタリウムでライブがしたい。」と語っていたという“夢”が今回叶い、彼自身も時々ドームに映し出される様々な景色や星空を見上げながら、気持ちよさそうに歌い上げていた。

また、ジャンクの3rdシングル「シェダル」は、カシオペヤ座α星“シェダル”を女性にたとえた曲。そこでジャンクは「にわか勉強で、すみません。」と謙遜しながらも、自信たっぷりに「カシオペヤ座のWの“ここ”です! 真ん中(の星)です! 2等星なんですよね。確か。」と、自ら指でカシオペヤ座の形を描きながら、シェダルについて熱く紹介する。

……が、これがのちに、爆笑を引き起こす事態へと発展するのだが。

アコースティックライブの後には、『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』番組内で天文に関するトピックスの解説を担当している天文学者・縣秀彦 先生を呼び込んで、コニカミノルタプラネタリウム「天空」の最新鋭の装置を使った星空観察のコーナーへ。リアルタイムの夜空の様子がシミュレートされると、都会の空ではけっして観ることができない満天の星空に観客誰もが息を飲んだ。ちなみに余談だが、このプラネタリウムでは、いわゆる人の目の「暗順応」までもリアルにシミュレートしており、プラネタリウムのプログラムがスタートすると、最初はいくつか明るく輝く星しか見えないのだが、やがて満天の星が眼前に広がってくる。

南の空から始まった解説は、やがて北の空に。そして縣先生より、あらためて、カシオペヤ座とシェダルについての解説が行なわれる。リクライニングする座席に身を委ねて、説明に耳を傾ける観客。縣先生は、満天の星空に浮かぶカシオペヤ座のα星「シェダル」を矢印で指し示す。ところがその星が、ジャンク フジヤマがこのコーナー前に熱弁を振るっていた星とは違っていたのだ(実はジャンクが指で描きながら示したのは、カシオペヤ座のγ星だった)。

イベントの司会をしていたショーンK(J-WAVEナビゲーター)が「あれっ、ジャンクさんさっき真ん中って言ってたよね?」と、マイクを通して即座にツッコミを入れる。客席からはクスクスと笑い声が。さらに縣先生から「今日からこれだと覚えていただければ。」と、ダメ押しのような一言で、会場からはたまらず拍手と大きな笑いが起こる。

解説が終わって、「星空っていうのは、自分自身で楽しんでいただければいいんです。」「いいんじゃないですか、あれ(真ん中の星)がシェダルで。」と、縣先生とショーンKからあらためて言われ、これはもう恥ずかしくて笑いが止まらないジャンク フジヤマ。そんなジャンクの様子に、観客も手を叩いて爆笑となった。

“あなたの”想い”を星の名前に託してカタチにする”という本イベントのテーマにちなんで、リスナーへのオーストラリアのスプリングブルック天文台で永久に記録・保存される星の命名権のプレゼント授与式を挟み、最後は、ジャンク フジヤマがもう1曲、バラードナンバーの「パズル」を披露。目の前に広がる星空というシチュエーションとジャンクの歌声に、思わず感動を隠せないオーディエンスの姿も数多く見られるなど、招待された参加者にとって、このイベントはとても贅沢なひと時だったようだ。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

◆BARKS イベントレポート
◆J-WAVE『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
◆ジャンク フジヤマ オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報