【kawaii girl Japan/ライブレポート】アイドリング!!!、笑いと嬉し涙のミステリィツアー。横山ソロデビュー&新メンバー募集も発表

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2013年4月13日、Zepp Tokyoにてアイドリング!!!のライブ<アイドリング!!!西へ!東へ!!ミステリィツアーング!!!2013>が行われた。今回は昼公演のリポートをお届けする。

◆<アイドリング!!!西へ!東へ!!ミステリィツアーング!!!2013> 画像

事前調査では前後のスケジュールやリリース内にミステリィ的な要素が全く見つからなかったこのライブツアーでは、観客も“何がミステリィなのか”とツアータイトルの意図を探るところからスタート。まずは舞台に展開した大スクリーンでの楽屋内中継が流れだした。

どうもメンバー達もミステリィの内容は知らされていないらしく、楽屋でもやはり今回のミステリィは話題のポイント。橋本楓が「ライブ始まったらお客さんが誰もいないとかありそう」という予想に会場からは笑いが湧いた。スタッフから本番を告げる声が入り、メンバーが楽屋から出ていって中継は終了。
楽屋とステージの距離はすぐそこのようだ。ステージに現れたメンバー達は春らしい白とピンクの取り合わせのワンピースで1曲目「さくらサンキュー」、続いて「目には青葉 山ホトトギス 初恋」と連続2曲を披露した。

曲後、全員揃ってのMCでも話題はやはり今回の“ミステリィ”に。菊地亜美が「ぜんぜん知らないんですよ」と言う横でリーダーの遠藤舞は「部外者だよもう」と洩らし、外岡えりかからは「スタッフさんのことだから “解散!”みたいな」とドキッとする発言が飛び出した。

ここで酒井瞳の「ミステリィといえばあの曲ですよね」というフリが入り、ラブリーな楽曲「犯人はあなたです」の披露でライブはユニット別のパートに突入。メンバーを少数ユニットごとに入れ替えつつ、ライブタイトルにもなっている「GO EAST!!! GO WEST!!!」まで連続披露したところで不意に楽屋中継が再度挟まった。

メンバーが楽屋に帰ってくると楽屋中央にはそれまで無かった大きな金庫が出現。酒井が何か思いついたかというそぶりを見せたが「似た金庫実家で見たことある」とスクリーンいっぱいのボケに走ってしまい周囲からはツッコミが入っていた。いよいよミステリィらしい展開になってきたようだ。中継時に不在だった1期生3人は舞台袖にいたのか中継終了と同時に舞台に登場し、3人での「voice」を披露。続く「プールサイド大作戦」では全員がプリズム衣装にチェンジしての登場。ライブでの鉄板チューン「恋の20連鎖!!」で観客のテンションをさらに盛り上げた。

ここで先ほどの金庫ボケをかました酒井が、「開け方思い出した!」とひらめきを見せ、河村唯を連れて楽屋へ。すかさず楽屋中継が始まり、酒井が金庫をオープンすると大きな金庫の中にはA4の茶封筒が1通だけ入っていた。不穏な空気の中2人は封筒を持って他のメンバーが待つ舞台へ帰還。酒井が皆の前で封筒を開けると、中から「ミステリィ1」と書かれたカードが出現しメンバーも観客も息を詰める。

「ミステリィその1。13号 長野せりな、大学合格!」この瞬間スクリーンには大学の入学式会場に出席したスーツ姿の長野せりなが写真で登場。ちょっと大人っぽい雰囲気だ。
「その2。某貧乏アイドルセレブ化疑惑」そしてスクリーンにはシャネル店内にジャージ姿で立つ河村唯の写真が! ハワイにPV撮影で行った時に現地のシャネルに行ったようだ。
「その3。まさかのおめでた!?」スクリーンに映し出された尾島知佳の写真はぱんぱんにお腹が出ていた。こちらはハワイ撮影での朝食後に河村が撮影したもの。現地の青い海がバックの清々しいマタニティショット(?)だったのだが……。さらに同じ日の朝食前に外岡が撮影したというもう1枚のショットでは尾島のお腹はマタニティ状態ではないものの、かなりプニっとしていた。

ミステリィが明らかにされるごとに会場が爆笑に包まれ、いつものアイドリング!!!らしくなってきたところで「こんなネタ写真ばっかり出てきてますけど、ハワイではいろいろ撮ってきたんですよ」と遠藤が進行を務める。今回はハワイで撮影したPVを皆で見ることになり、メンバーもスクリーン前に体育座りして視聴開始。流れ出したのは「女神のパルス in ハワイ」。序奏からAメロ・Bメロまでハワイの爽やかなロケーションの中アイドリング!!!の面々が動き回る。もうちょっと見たかったがPVはここまで。Bメロが終わるとステージに座っていたアイドリング!!!のメンバーがすっと立ち上がり、サビからは生歌唱でのステージ披露となった。続く「MAMORE!!!」、「Don't be afraid」と、前向きに戦う気持ちを盛り上げてくれる連続セットリストには観客も高揚感を煽られる。

3曲連続での披露が終わり、ここで後半戦を前に一息。メンバーも開演前まで明かされていなかったミステリィが明らかになりほっとした様子だ。しかし橘ゆりかが「まだまだスタッフさんは何考えてるかわからないですよ」と言ったように、新たな展開が。舞台が暗くなるとスクリーンに「まだネタを用意してます!」というテロップが飛び出し会場からは歓声があがった。

ここで楽屋裏へ呼び出されたのは朝日。またしても楽屋中継とステージの連動で、今度は黒服の外国人にカタコト英語で「赤イ服ノ男ツレテコイ」という謎の指令が出される。観客の中から赤いシャツを着た一人に頼みこんで再び楽屋へ向かうと、今度は赤いシャツの彼だけが黒づくめの男たちに楽屋へ引きずり込まれる展開に! これには朝日もステージのメンバーもパニック。赤いシャツの彼はなぜか麻袋をかぶせられて返却され、朝日はなんとか赤いシャツの彼をステージまで連れ戻したのだった。麻袋を解かれた彼の口にはとどめのミステリィカードがくわえられており、メンバーからは文字通り悲鳴があがった。ここでミステリィカードを読み上げる役をかって出たのは、伊藤祐奈。

「横山ルリカ、6月、そ……」

途中で切られた言葉に“卒業”というフレーズを思い浮かべてしまったらしく、突如名前が挙がった横山も不安げな顔。
「ソロデビュー決定!」
伊藤の嬉しそうな発表を訊くと横山は信じられない様子で周囲のメンバーを見まわし、他のメンバー達の喜び顔を見て思わず泣きだした。

「(実は以前にソロデビューの話が)あったんですけど、いつとか全然知らなくて、最初卒業って言われたらどうしようかと思った。本当にアイドリング!!!に入っていたからこそもらえたチャンスだと思うので、6月に向けて一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします」 --横山ルリカ

会場が祝福ムードに包まれる中、ここで曲は「One Up!!!」へ突入。レベルアップにふさわしい選曲にメンバーも観客も意気揚々だ。そして「EZ DO DANCE」では合間にダンスユニットのダンスも挟みつつ、ピンクシルバーのテープが会場に大噴射。「やらかぃはあと」では観客もオレンジのペンライトを振り回し、すっかりお祭りムードでナンバリングライブの定番曲「Iのスタンダード」「Like a shorting star」へとなだれこんだ。

アンコールではまず長野せりな、菊地亜美、橘ゆりか、大川藍の4人による「サヨナラ純情」が披露された。なかなか歌う機会がないというこちらの曲、「次に聴けるのは秋か冬のナンバリングライブなんじゃないの」というミステリィな、いやレアなチューンだ。曲後には今回のライブTシャツを着たメンバーが全員ステージに再登場。「職業:アイドル。」「friend」と安定のチューンで無事に昼公演を終えた。

アイドリング!!!はこの日、夜公演でもう一つのビッグなミステリィであった「新メンバー募集」も発表。こちらは13歳~20歳までの女性が対象で、2013年5月31日(金)まで応募受付を行う。
また、夜公演の最後ではファンが尾島知佳の誕生日を祝い、観客席を緑色のペンライトで満たすサプライズも起こった。東京公演は尾島の感謝の涙で締めくくられ、ツアーは次回2013年5月3日のZEPP NAMBA Osaka、そして2013年6月1日(土) Zepp DiverCity (TOKYO)の追加公演まで続いていく。

(SET LIST)
01.さくらサンキュー
02.目には青葉 山ホトトギス 初恋
03.犯人はあなたです
04.春色の空
05.GO EAST!!! GO WEST!!!
06.voice
07.プールサイド大作戦
08.恋の20連差!!
09.女神のパルス
10.MAMORE!!!
11.Don't be afraid
12.One Up!!!
13.EZ DO DANCE
14.やらかいはぁと
15.Iのスタンダード
16.Like a shooting star

EN01.さよなら純情
EN02.「職業:アイドル。」
EN03.friend

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