【ライブレポート】吉川友、さくら学院、PASSPO☆が合同ライブ。ピンチをチャンスに吉川友「どちらに転ぶかはネットを見て判断」

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吉川友、さくら学院、PASSPO☆のユニバーサルJ所属アイドル3組が出演する合同イベント<CD&DLでーた別冊girls-pedia presents「女の子図鑑 vol.1」>が、4月30日、SHIBUYA-AXにて開催された。

◆<CD&DLでーた別冊girls-pedia presents「女の子図鑑 vol.1」> 画像

「今回あのー、グループアイドルの中でソロでぽつんとやらせてもらうんですけど、PASSPO☆のファンのみなさんであったり、さくら学院のファンのみなさんであったり、そのみなさんたちを、えっと、ガツっと、がっしりとぎっしりと持ち帰っていただくように吉川友自身も頑張っていきたいなと思います。逆に、吉川友がピンチでもありチャンスでもあるので。どちらに転ぶかは……ね。これからネット。終わった後にネットを見て判断するんですけど(周りのスタッフら爆笑)。でもホントに、元気に楽しく頑張っていきたいなと思います。」── 吉川友

「PASSPO☆は最近はワンマンフライトが多かったので……あっ、“フライト”っていうのはライブのことなんですけど。久々の対バンなので。今日はきっかちゃんとさくら学院さんのファンがたくさん来るという話を聞きましたので、初めてPASSPO☆を見る方もいると思うのですが、グループとか関係なく、どのファンも楽しんでもらえるように、私たち自身も楽しんで帰りたいと思います。」── PASSPO☆

「3組の中で最年少での参戦ということなので、お姉さん方に負けないようにフレッシュさを大事にしながら頑張りたいと思います。」── さくら学院

開演前のフォトセッションから和気あいあいとしていた3組による合同ライブは、タイムマシーン3号を司会に、まず、きっかとPASSPO☆根岸愛、奥仲麻琴がステージに登場。きっかはマイクを“PASSPO☆持ち”にしてこの日の流れを作るものの、早々に飽きて普通に持ち替えるという、ある意味、普段通り。ただ、ここでPASSPO☆のふたりから「きっかちゃんは誰かの椅子に座ってる。なじんでる。」と、この日、PASSPO☆の楽屋に入り浸っていたことが早くもバラされてしまう。

そうこうしているうちに、“成長期限定ユニット”さくら学院からいよいよライブがスタート。まずは帰宅部 sleepieceが、パジャマ姿でステージに登場し、『キテレツ大百科』のオープニング曲としてもおなじみだった「すいみん不足」を可愛く披露する。さらに、事前にアナウンスされていなかったクッキング部 ミニパティも乱入して、「ミラクル♪パティフル♪ハンバーガー」。そして科学部 科学究明機構ロヂカ?が「サイエンスガール▽サイエンスボーイ」。一生懸命頑張ってのパフォーマンスに、父兄(ファン)は体全体で応援し、またほかの2組のファンも思わず目を細める。

さくら学院としては「School days」など3曲を披露。3月31日の<The Road to Graduation Final~さくら学院 2012年度卒業~>をもって、中元すず香と杉本愛莉鈴が卒業し、10人での初めてのステージとなった今回。しかし元気いっぱいフレッシュさと笑顔を全面に出したステージは、2013年の彼女たち、5月5日に渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて開催される<さくら学院 2013年度 ~転入式 ~>を経て、さらにスーパーレディーを目指して邁進していく今後の彼女たちに対する手応えを得るには十分なものであった。

PASSPO☆の増井みおとさくら学院の杉崎寧々が、「アニメ好きなんですかー!」「好きなんですー!」「うおー!」と、これからフュージョンでもし始めるのではないかというテンションとポージングで意気投合したMCを挟んで、続いてのライブステージは吉川友。5月1日に21歳の誕生日を迎えるきっかにとって、このライブは20歳ラスト。さらに最近はドラマと舞台での活動がメインだったため、(ミニライブこそ行なっているが)ライブイベント出演は久々。客席の友フレ(ファン)も気合十分だ。

もっとも、かねてから歌唱力に定評のあるきっかだけに、ブランクはあれども流石のパフォーマンスを見せる。4月24日にリリースした2ndアルバム『Two YOU』からの「ドラマチック」「恋愛遠慕」と、ステージをところ狭しと動きまわり、「AXのみんな、テンションMAXで行くよー!」と、韻を踏みつつ会場全体を煽っていく。

緊張していると口にするきっかは、<きっかフェス>では見慣れた光景である、DJ NONに半ばムチャぶり気味でマイクを渡して水分補給のために休憩。“PASSPO☆持ち”でマイクを構えて「きっか一筋」と語るDJ NONだったが、きっかは「NONさんはすごいですね。楽屋ではさくら学院に夢中になり、マイクの持ち方はPASSPO☆ですか。習得が早いですね、大人は。ほんと参っちゃいますわ。」と、呆れ顔。そんなやり取りに会場からは笑いが起こる。

きっか自身大好きと公言している「TO BE...」を歌い上げると、「ダーリンとマドンナ」では、ステージに設置された大型モニターに映し出されたMMDの映像ときっかがシンクロ。父兄やパッセンジャー(PASSPO☆ファン)をも巻き込んで「きっか!」の声援が飛び、みんなでジャンプ。さらに「きっかけはYOU!」では「曲分からない人、てきとーでいいんで歌ってくださーい!」と、ステージから呼びかける。それはいつものきっかの“てきとう”な発言ではなく、むしろ“たとえわからなくてもこの瞬間を楽しんでほしい”という想いから生まれた言葉。そんな想いに応えるかのように、フロアはきっか一色。ラストの「ずっとずっとずっと君がスキだ」まで、会場は熱狂し続けた。

その後も、5月1日に誕生日を迎えるきっかは、「吉川友、明日で21歳になりまーす。じゃあ『生まれてきてくれてありがとー!』って。せーの!」と、客席に『生まれてきてくれてありがとー!』の声を要求。さらに「21歳。明日から、どっしりと、体のように頑張っていきます。」と、ダイエットする気はやはりゼロで、2013年も精力的に活動していくことを宣言した。なお、5月11日には練馬・IMAホールで<吉川友 デビュー2周年&21歳バースデー記念ライブ>が開催される。

イベントのトリを務めたのは、デビュー3年目のPASSPO☆。ロック路線を追求するために2013年からグループ名表記もぱすぽ☆からPASSPO☆へと変更し、リリースも続々と決定している彼女たち。きっかの盛り上がりを受け、さらに前2組よりも音圧は高めにセッティングされ、全体が盛り上がる気満々。そんな会場からステージへと向けられるパワーを跳ね返す如く、2012年“ぱすぽ☆meets German METAL”としてメロディアスなメタルサウンドを取り込んだ「WING」で、PASSPO☆のフライトはテイク・オフとなった。

2013年の“新エアライン三部作”第1弾として、5月22日にリリースされる新曲「STEP&GO」では、フロア最前列に陣取ったパッセンジャーを中心に、ステージ上のメンバーの動きに合わせて、会場全体が右に左にと大移動。「きっか最高!」「さくら学院が食べたいー!」と、共演した2組への熱い想い(?)も叫んだPASSPO☆は、「ラストスパート行くぞー!」と最年少・玉井杏奈のシャウトで「夏空 HANABI」など3曲を連続披露。計7曲、その手を緩めることなくフロアをロックに煽り続けて、激しい熱量でパッセンジャーを興奮の大地へと誘い、そしてSHIBUYA-AXのフライトを締めくくった。

なお、このライブイベントは、CS放送「TBSチャンネル1」にて6月2日夜11時から放送されることが決定している。

また、この日、Kawaii girl Japanのレギュラー企画『アイドル好きが止まらない!!』の一環で、風男塾の青明寺浦正も来場し、客席からイベントを鑑賞した。さらにさくら学院への突撃取材も敢行された模様だ。諸々のコンテンツは5月中にはBARKS内のKawaii girl Japanページにて公開される予定となっている。

text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆BARKSアイドル
◆Kawaii girl Japan
◆CD&DLでーた別冊girls-pedia presents「女の子図鑑 vol.1」公式サイト
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