アルディアス、「新旧隔たりなく、数多くのリスナーに納得してもらえる1作」

ツイート

今やJ-POPシーンはガールズ・バンドにとって華の時代と思える程に活気づいている。特に、期間限定ながら2012年、復活を遂げたプリンセス・プリンセスやSHOW-YA等のベテラン勢もブームの一端を担っているのは事実。ただ、時代は常に変化し、新たなヒーロー、ヒロインが求められている。そして、2010年にデビューを果たし、次世代のガールズ・バンドのトップの座に君臨するのがアルディアスだ。

◆「スクラッシュ」「Misty Moon」PV映像&画像

そんなアルディアスも2012年8月、新ヴォーカリストRe:NOの電撃加入から約9ヶ月余りが経過した。この間、シングル「ホワイト・クロウ」の発表と年末の全国ツアーを敢行、その全てを大成功へと導き、次なる飛躍のステップとした。そして、この5月15日、Re:NOが参加後、初となるフルレンス・アルバム『ディストリクト・ゼロ』がリリースされる。

まさにファン待望の1作だが、それはバンドにとっても満を持して!との思いは同様のはず。そうしたメンバーの心境を"District Zero"という言葉に託した。つまり"過去と現在のアルディアスを融合することで、新たな展望、キャリアがスタートする"という意味だ。Re:NO加入後の彼女達は様々な点で凛々しくも逞しいアーティストへと急成長を遂げており、そのことは楽曲にも顕著に反映されている。リード・トラック「スクラッシュ」には"人生において大切な何かが手からこぼれ失おうとも、己を信じて前進するのみ"との挫折のホロ苦さと苦境を克服するべく信念の強さ、その尊さを同時に説いたメッセージ性が際立った1曲だ。

また、一段とパワー・アップしたピュア・メタル・サウンドとリンクするように、ヴィジュアル面でも例えば「スクラッシュ」のプロモ・クリップをチェックすれば一目瞭然。黒を基調とするコスチュームは、メタル・ソルジャー然としたシャープさ、貫禄をも漂わせ、現在のアルディアスの威厳へと結び付く。これまでの艶やかさを敢えてセーブし、女性であること以上にアーティスト、ミュージシャンとしての理想型を目指そうとするバンドの姿勢、その自覚にファンのみならずとも驚かされるはずだ。

全ヴォーカル・パート及びYoshiのギター・パートの1部にリ・レコーディングを施し、重厚かつドラマチックに進化した「ホワイト・クロウ(アルバム・ヴァージョン)」や新たなアレンジで生まれ変わったライヴの必須レパートリー「グラウンド・エンジェル(アルバム・ヴァージョン)」等、話題曲に富んだ『ディストリクト・ゼロ』。メンバーは「新旧隔たりなく、数多くのリスナーに納得してもらえる1作」と作品のクオリティに胸を張る。

アルバム・リリースに伴うツアーを間近に控え、アルディアスの勢いは止まることを知らない。真のアーティストとして彼女達を捉え、そして評価すべき時がやってきた。

文●北井康仁
写真●本多大介



<Aldious “District Zero Tour 2013”>
7月6日(土)愛知・名古屋CLUB QUATTRO
7月15日(月・祝)宮城・仙台MACANA
7月20日(土)京都・KYOTO MUSE
7月21日(日)大阪・梅田CLUB QUATTRO
7月26日(金)東京・渋谷O-EAST
7月28日(日)新潟・GOLDEN PIGS BLACK STAGE
7月30日(火)長野・NAGANO CLUB JUNK BOX
8月23日(金)広島・広島クラブクアトロ 
8月24日(土)福岡・LIVEHOUSE CB  
9月6日(金) 東京・渋谷O-EAST
[問]スピニング info@spinninginc.jp

『ディストリクト・ゼロ』
限定盤 CD+DVD BSRS-013 \3,500(税込)
全11曲収録
解説:伊藤政則氏/藤木昌生氏(BURRN!)
歌詞付
DVD
・Scrash (Music Video)
・Suicide (Live Video)
・White Crow (Shoot Making)
通常盤 CD BSRS-014 \2,800(税込)
全11曲収録
解説:伊藤政則氏/藤木昌生氏(BURRN!)
歌詞付
※通常盤のみ、16ページ・ミニフォトブック封入
◆チケット詳細&購入ページ
◆アルディアス・オフィシャルサイト
◆アルディアス・レーベルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス