公演をキャンセルしたモーターヘッド「レミーは生きている」

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フロントマン、レミー・キルミスターの体調不良を理由に、最近いくつかの公演をキャンセルしていたモーターヘッドが、ヨーロッパ・ツアーの残りの日程全てを中止することにしたようだ。レミーはこの春、不整脈を治療するため胸部に植込み式式除細動器を取り付けたが、それが原因ではなく、先月、階段で転んでしまったらしい。

◆レミー画像

Blabbermouth.netによると、ドラムのミッキー・ディーはスウェーデンの新聞『Aftonbladet』にこう話したという。「すべては一週間ちょっと前、彼が転んで腰をひどく打ったのが始まりだった」「ベッドで寝てて、動けない。動けないと、他の問題を引き起こす」

ディーはまた、別のインタビュー(GT.se)でこう話したそうだ。「レミーの状態は良くなっている。でも、ベルリンの医者からあと2週間休むよう勧められた。ライヴを次々キャンセルしていくわけにはいかない。だから、残念だがツアー全部を中止せざる得ない」

モーターヘッドは6月22日、25日に予定されていた公演をキャンセル。バンド側から説明はなかったが、レミーに血腫が見つかったのが理由だといわれていた。

彼らは木曜日(6月27日)、オフィシャル・サイト(Imotorhead.com)に以下のような声明を発表、レミーの現状を報告していた。「噂とは反対に、レミーは生きていて、呼吸をし、話し、ファックし、飲み食いし、本を読んでいて、近いうちステージに戻ってプレイすることができるだろう。報道されたとおり、彼はこの春、医学的メンテナンスのためガレージのピットに入った。その後すぐに具合が悪くなるとは、タイミングが悪かった。レミー一同は“あせらず進め”的な考えを信奉している。ファンはこの夏、モーターヘッドのさらなるライヴ・アクションを期待していい。この数年で最もエキサイティングなモーター・レコードも。(新作)『Aftershock』は秋だ」

ツアー全体の中止に関して公式発表はまだなされていない。ヨーロッパ・ツアーは8月4日まであと8公演が残されている。

Ako Suzuki, London
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