藤井フミヤ、「青春」発売記念スペシャルイベントが大盛況

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2013年でデビュー30周年、ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーを迎える藤井フミヤが、通算30枚目のシングルとなるニューシングル「青春」の7月10日の発売を目前に控えた7月9日(火)に、東京・SHIBUYA-AXにて「青春」を始めとする収録曲全4曲を初披露するというスペシャルイベントを開催した。

インターネット応募の中から選ばれた当選者のみが招待されたこのイベント、会場となったSHIBUYA-AX前は、開演3時間前にして先行販売されるCDを求める黒山の人だかり。35度を超える暑さの中、ファンのテンションもヒートアップ。

会場内には藤井フミヤ本人が青春時代に愛聴したであろう50年代60年代の心地の良いロックンロール・ミュージックが流れる中、照明が暗転。黒い衣装に身を包んだバンドのメンバーが位置に就くと場内は拍手と歓声に包まれる。そして涼しげなボーダーシャツに黒のパンツを身に纏った藤井フミヤが軽やかなステップでステージに登場。

「新曲披露にお越し頂きありがとうございます」

満面の笑みで藤井フミヤから贈られたファンへの感謝の言葉に客席から思い思いの歓声が飛ぶ。中には「大阪から来たよー!」の声まで。

1曲目は往年のロックサウンドを彷彿とさせるギター・リフが印象的なナンバー「GO BACK HOME」でスタート。ゴージャスな照明に彩られたステージで初披露される新曲に早くも客席の盛り上がりは最高潮。自然に手拍子が巻き起こる。1曲目の演奏を終えて少し緊張のほぐれた藤井フミヤが照れ隠しで呟く。

「いやー(初めて演奏するので)どう動いていいかわからない(笑)」。

客席からも笑いが零れる。この「GO BACK HOME」は「NHK2013プロ野球放送テーマソング」。「この曲は野球のバックホームのホーム、そして獲物を取って家(HOME)に帰る全ての働く男に対する応援歌です!」とメイキングさながら、新曲誕生エピソードが語られていく。

続けて「次はこんな曲、めったに作らないぞというタイプの曲です!」と曲紹介。ストロボライトの明滅と共にスピード感のある激しいナンバー「孤独のDreamer」を披露。「年甲斐もない曲でした(笑)」と歌い終わりに一言。「WOWOW陸上ワールドツアーダイヤモンドリーグイメージソング」となっているこの曲は、当初スタジアムの入場を思わせる大きなテンポの曲をイメージした別曲で提案し、短距離走がテーマということで現在のこのアップテンポの曲に書きなおしたというエピソードが語られる。

ここで今回のシングルのセールスポイントでもある収録曲4曲分のMusic Videoについても驚愕の事実が本人の口から語られる。

「1日で4曲撮影って言われて、最初バカじゃないのって(笑)しかも撮影の2日前に調子悪くて病院に行ったら“フミヤさんインフルエンザっですよ”って(爆笑)」

客席から「えーっ!」の大合唱。

「そしたらスタイリストやヘアーメイクが“フミヤ、インフルエンザ結構いい感じだよ!頬がこけてて”だって(笑)。そんなに頑張ったMVなんで是非見てください!」

そして、サプライズライブ実現のために奇跡的に集まってくれたお馴染の素晴らしいバンドメンバーを紹介。Drums屋敷豪太、Key大島俊一、Guitar新井健、Guitar古澤衛、Bassでバンマスの有賀啓雄。有賀啓雄は今作の4曲全てのアレンジも手掛けている。1カ月で4曲のレコーディングを敢行しなければならなかったハードな進行スケジュールゆえ、作曲に関しては、わがままが言える人を選んだという制作エピソードを語り出すフミヤ。

「わがままが言える作曲家っていったら弟しかないでしょ!作曲は全て藤井尚之に頼みました!」

そこで、黒のスーツに身を包み、サックスを携えた藤井尚之がステージに登場。

「兄ちゃんに言われたら断れません(笑)」

まさかのスペシャルゲストの登場に湧き上がる観客。

3曲目は流麗なシンセの音色、アコースティックギターの響き、そして藤井尚之のむせび泣くサックスの調べに誘われ、「もし もし 元気ですか」と電話をモチーフにエモーショナル歌いあげる表題曲「青春」を披露。全てのファンの胸の中にあの甘酸っぱい青春の息吹が芽生えているのが感じられる。この楽曲は乳性炭酸飲料「愛のスコール」のCMソングとして起用され、それに伴うCMへの本人出演のエピソードが語られる。

ここで、9月21日(土)から1年間に及ぶ30周年プロジェクトの第一弾として行われる全国ツアー<青春>についてのインフォメーションが。

「ツアーには尚之も参加します!30年分の歌をたっぷり歌います。尚之のサックスがないと成立しない曲、いっぱいあるので。俺の青春は、君の青春。君の青春は、俺の青春。みなさんツアーにも遊びにきてください」

意味深な発言に客席から歓声が上がる。

「次の曲で最後になります!それでは世界平和を祈って」

最後は中日新聞・北陸中日新聞・東京新聞CMソング「夜明けの街」。

「今も必ず 世界のどこかに 夜明けの街があり 僕らは繋がり 生きている 愛するために」

混迷する世界情勢に向けた藤井フミヤからの優しいメッセージが聴く者の心に沁み込んで行く。

「今日は新曲披露に皆さんお越し頂きありがとう!次は「青春」ツアーでお会いしましょう!」

SHIBUYA-AXが溢れんばかりの拍手に包まれる。

「新しい歌。聴きこんでみんなの歌にしてください!」

と、ひとこと残しスペシャルイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

Photo:五十嵐絢也

30thシングル「青春」
2013年7月10日(水)発売
■初回生産限定盤
CD+DVD/1,500 (tax in.)
ジャケット・収録内容ともに3バージョン
※絵柄違いジャケット
※カップリング曲違い 各2曲収録CD+DVD
【初回盤 A】 AICL 2548~2549 収録曲:青春/GO BACK HOME
【初回盤 B】 AICL 2550~2551 収録曲:青春/夜明けの街
【初回盤 C】 AICL 2552~2553 収録曲:青春/孤独のDreamer
★それぞれの収録曲とリンクした各2曲のMusic Video収録の特典DVD付き
■通常盤
4曲入りCD/AICL 2554/1,500 (tax in.)
M1.青春/M2. GO BACK HOME/M3. 孤独のDreamer/M4. 夜明けの街

<藤井フミヤ 30TH ANNIVERSARY TOUR vol.1 青春>
9/21(土) 神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
9/22(日) 神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
9/26(木) 大阪府 岸和田市立浪切ホール 大ホール
9/28(土) 香川県 サンポートホール高松 大ホール
9/29(日) 広島県 広島アステールプラザ 大ホール
10/4(金) 福岡県 石橋文化センター
10/06(日) 埼玉県 狭山市市民会館
10/11(金) 秋田県 大仙市大曲市民会館
10/12(土) 宮城県 東京エレクトロンホール宮城
10/14(月) 栃木県 佐野市文化会館
10/19(土) 滋賀県 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
10/20(日) 兵庫県 神戸国際会館こくさいホール
10/23(水) 埼玉県 三郷市文化会館
10/26(土) 長野県 塩尻市レザンホール
10/27(日) 静岡県 静岡市清水文化会館マリナート・大ホール
10/31(木) 東京都 渋谷公会堂
11/01(金) 三重県 三重県総合文化センター 大ホール
11/03(日) 新潟県 柏崎市文化会館アルフォーレ
11/04(月) 石川県 本多の森ホール
11/09(土) 神奈川県 伊勢原市民文化会館
11/10(日) 東京都 中野サンプラザ
11/16(土) 兵庫県 姫路市文化センター 大ホール
11/17(日) 熊本県 市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)
11/23(土) 大阪府 オリックス劇場
11/24(日) 大阪府 オリックス劇場
11/30(土) 奈良県 なら100年会館 大ホール
12/01(日) 愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
12/05(木) 山梨県 コラニー文化ホール
12/07(土) 千葉県 市川市文化会館 大ホール
12/08(日) 千葉県 市川市文化会館 大ホール
12/14(土) 大阪府 フェスティバルホール
12/15(日) 大阪府 フェスティバルホール
12/19(日) 大阪府 堺市民会館
12/21(土) 鹿児島県 宝山ホール(県文化センター)
12/22(日) 福岡県 福岡サンパレス
◆チケット詳細&購入ページ
◆藤井フミヤ オフィシャルサイト
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