サシャ・バロン・コーエン、フレディ・マーキュリーの伝記映画企画から降板

サシャ・バロン・コーエンが、予定されていたフレディ・マーキュリーの伝記映画企画から降板した。
サシャが作品を離れた理由は、クイーンの残りのメンバー達と映画の方向性とテーマの焦点を巡って創作上の相違が生じてしまったためだという。Deadline.comの報道によれば、サシャは長きに渡ったエイズとの闘病生活の後、1991年に他界した同性愛者のフレディについて「本質をえぐるような、あからさまな」作品にしたかったようだが、一方のクイーン側は家族向けの映画にしたかったという。
サシャは自らピーター・モーガンに脚本の執筆を依頼し、デヴィッド・フィンチャーやトム・フーパーなど大物監督達にもプロジェクトの製作を頼んでいたが、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンはこのアイディアを拒否していた。サシャが自身の作品構想に対して、フレディの遺産管理団体から支持を受けていたかどうかは不明だ。
本作は2014年の公開が予定され、フレディと体格が酷似したサシャは2010年からこのプロジェクトに関与しており、ブレイク・ライブリーもフレディの元恋人であるメアリー・オースティン役として出演交渉中だと伝えられていた。
当初の考えとしては、クイーンが出演した1985年のライブ・エイドまでのバンドの軌跡に焦点を当てたストーリーになるはずだった。サシャが抜けた今、このプロジェクトが継続するのかどうかは明らかになっていない。







