夏木マリ、初参戦の<FUJI ROCK FESTIVAL’13>で本気ロック

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7月26日より開幕した<FUJI ROCK FESTIVAL ’13>は、大自然に囲まれた苗場の会場へ国内外200組以上のミュージシャンが集結した。毎年10万人以上の音楽ファンが押し寄せる国内最大級の野外ロックフェスティバルに夏木マリが響かせたロックなステージを速報レポートしよう。

◆夏木マリ 画像

夏木マリのステージは<FUJI ROCK FESTIVAL>2日目のオレンジ・コートだ。パラついていた雨も止み、にわかに青空がのぞき始めた頃、パーカッショニストの斉藤ノヴ、ギターのichiro、サックスの竹上良成、ベースの櫻井哲夫、ドラムの山内陽一朗、キーボードの白井アキトが颯爽とステージに登場した。ゆるやかに彼らのセッションが始まるとフジロッカーが続々と同会場へ集結する。そして金髪にキャップをかぶり、Tシャツ姿にショートパンツと網タイツというスタイルで夏木マリが踊りながら姿を現すと、客席から大きな歓声が上がった。

オープニングナンバーは「CONNE」だった。“あたし、楽しいの~。なぜかって? あたし、バッカだーかーらー!♪”という歌詞とパフォーマンスが俳優・夏木マリのイメージを完全にぶち壊す。しょっぱなから圧倒的な存在感を見せつけられた会場が一瞬にして彼女の独自の世界観に引きずりこまれるようだ。

「Blues」、忌野清志郎からもらったナンバー「神さまへ」に続いて、夏木自身がリスペクトしてやまない伝説のシンガー、ジャニス・ジョップリンの「Summer Time」を熱唱。とりわけ彼女のロックな佇まいをアピールしたのが「スワサントンブルース」であろう。ポエトリーリーディングのように、しかしブルージーに歌い上げたこのナンバーは、これまでの人生を赤裸々に綴った自伝のような歌詞が印象的。「ジャニスの曲が歌いたい」と言えずにキャバレー廻りに明け暮れた時代を語るものだった。「あたしの青春を返せー!!」と絶叫すると会場が大いに沸く。自分の生き方を追求している現在があるからこそ、さらけだせる過去の生き様を歌った楽曲が大きな説得力を持ってオレンジ・コートに響きわたった。

パーカッションとドラムのソロを存分に堪能した後は、「キャデラック」に突入。仲井戸“CHABO”麗市から60(ロクマル)の記念にプレゼントされた大人のロックチューンに場内の盛り上がりも最高潮に。

「何か1つでいいから、夢をみつけよう! 人生、何回感動できるかが勝負だから! 人を愛すこともそうだよ!」

ジャニスの「CRY BABY」「Piece Of My Heart」の日本語訳詞によるカバーを熱唱した夏木マリは、「CRY BABY」の中で力強くこう叫んだ。オーディエンスはそのメッセージに応えるかのように両手を掲げ、大きな歓声と感動に包まれて初参戦の<FUJI ROCK FESTIVAL’13>が終了した。

ロックスタイルで客席を魅了した夏木マリはこの秋、ワンマンライブの開催が決定している。こちらもお楽しみに。

<ライブスケジュール>
■2013年9月22日(日)@ビルボードライブ大阪
1stステージ:開場15:30 開演16:30
2ndステージ:開場18:30 開演19:30
サービスエリア:\8,500(FOOD DRINK代別途)
カジュアルエリア:\7,000 (1DRINK付)
一般発売:7月20日(土)~
http://www.billboard-live.com/

■2013年9月23日(祝・月)@名古屋ブルーノート
1stステージ: 開場16:00 開演 17:00
2ndステージ: 開場 19:00 開演 20:00
ミュージックチャージ:\8,900
一般発売:7月30日(火)~
http://www.nagoya-bluenote.com/

■10月1日(火)、東京公演決定!
詳細は近日http://natsukirock.com/にて発表予定

◆夏木マリ オフィシャルサイト
◆One of Love オフィシャルサイト
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