ウィルコ・ジョンソン「いまの瞬間を生きなきゃいけない」

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癌のため余命いくばくもないと宣告されたウィルコ・ジョンソンが、現在の心境を語った。2012年終わり、末期のすい臓癌と診断されたウィルコは、化学治療を受けないことを選択している。

◆ウィルコ・ジョンソン画像

彼は『Independent』紙のインタビューで、リラックスした様子でこう話したという。「これほど生きているって実感したことはないよ。激動の1年だった。これまで問題だったこと…、請求書や将来への不安とか、過去を変えたいって思いは、もうどうでもよくなった。もはや僕にとってはなんでもない。今を受け入れている」

「庭にあるあの木を見てごらん。僕はここに座って、1日中見ていられるよ。美しい。ゾクゾクさせられる。何もかもが僕の中に染み込んでいく」

医師から余命いくばくもないと宣言されたとき、彼は自分でも思ってもみなかった反応を示したという。「素晴らしいほどの高みに到達した。強烈に生を実感している。みんな、いまある瞬間を生きなきゃいけないんだよ」

ウィルコは体調を懸念し、一度はライヴ活動から身を引こうと決意。春にお別れツアーを行なったが、この夏、ステージへ復帰することを発表した。わずか数ヶ月間のリタイア生活だったが、ギグを行なわないことで「調子が狂ってきた」という。

ウィルコ・ジョンソンは8月、<Cusworth Music Festival><Great Brithsh R'n'B Festival><Bingley Music Live>のUKの3つのフェスティヴァルでパフォーマンスする。

Ako Suzuki, London
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