トニー・ベネット、「これがエンターテイメントのやり方だ」と教えて自信をつけてあげたい

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9月7日、87歳のトニー・ベネットが<東京ジャズ>で13年ぶりとなる奇跡の来日公演を行なう。そんな彼のインタビューがニューヨークで行われ、来日直前声明が発表された。

◆トニー・ベネット画像

「こんにちは。トニー・ベネットです。日本に行くのを楽しみにしています。来日中に時間があれば、ぜひ京都で趣味の絵を描きたいと思っています。いつも素晴らしく親切にしてくださる日本のみなさんが大好きです。日本を満喫できることを楽しみにしています。本当にありがとう。」──トニー・ベネット

趣味とする絵画だが、その腕前はプロ並みだ。2012年12月にオークション出品されたレディー・ガガのヌード絵も大きな話題となったところだが、彼は大の葛飾北斎好きで、インタビュー中に「ホクサイは私の人生に大きな影響を与えている」と発言している。

今回の東京ジャズに関しては、「セットリストは決めず、即興でやる。ジャズ・フェスティヴァルだから。私たちと同じ曲をやるアーティストが他にもいるかも知れない。だから、すべてがフレッシュに聞こえるように、他の人と違うようにセットリストは即興で変えるんだ」とも断言しており、圧倒的経験を誇るジャズメンとしての世界最高峰のパフォーマンスに期待が集まる。

8月28日には、レディー・ガガ、フランク・シナトラ、レイ・チャールズ、スティーヴィー・ワンダー、ジョン・メイヤー、エイミー・ワインハウス、セリーヌ・ディオン、クリスティーナ・アギレラらとのデュエットや、往年のソロ・ヒット曲を収録した究極のベスト盤『トニー・ザ・ベスト』が発売された。若手アーティストとの共演を振り返り「私が若かった頃は、有名な歌手の先輩たちに温かく接してもらえなくて辛かった。だから、自分が年長者になったら若者たちと一緒にアルバムを作って「これがエンターテイメントのやり方だ」と教えて自信をつけてあげたいと思ったんだ。その後、若者たちが同じようなやり方をするのも大歓迎だし、あるいは若者たちにとって最高の方法を見つける手がかりにもなるだろう。そうして彼らをエンタテインメントの世界に歓迎するんだ。」と語り、デュエット・プロジェクト発足が、自身の辛かった経験に由来していることを明かした。

<第12回東京ジャズ・フェスティヴァル>
2013年9月7日(土)
@東京国際フォーラム ホールA
※トニー・ベネット出演時間は15:05~
http://www.tokyo-jazz.com/

トニー・ベネット『トニー・ザ・ベスト』
2013年8月28日発売
SICP-30019  ¥2,800 
※日本盤のみ:ボーナストラック2曲収録&高品質Blu-SpecCD2仕様

◆トニー・ベネット・オフィシャルサイト
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