<a-nation stadium fes. powerd by ウィダーinゼリー>の最終公演が9月1日、味の素スタジアムにて開催された。

◆<a-nation stadium fes. powerd by ウィダーinゼリー> 9月1日東京公演 画像

オープニングアクトのPrizmmy☆、そして初お披露目となったFAKYに続いて、最終公演のトップバッターを飾ったのは、今回で9回目の出演となるAAA。ワッペンを多数付けたデニムを基調としたスタイルで登場した7人による、ダンスチューン「PARTY IT UP」で冒頭から熱く激しく盛り上がる味の素スタジアム。ちなみにAAAの今年のグッズや映し出される映像のコンセプトはアメコミ。このキャラクターの男女は、メンバーの顔のパーツを組み合わせて作られたという。

「今年の夏もっと最高な思い出を作りにきた人ってどのくらいいますか? みなさん、夏は8月までだと思ってませんか? 今年の夏は9月1日までだぞー!」

SKY-HI名義でのソロ活動も好調な日高光啓が会場に呼びかけると、スタジアムを埋めた観客がうちわを振りながら歓声をあげて応える。AAAは、最新曲「Love Is In The Air」やワンピースの主題歌としておなじみ「ウィーアー!」を次々に披露。さらに「777 ~We can sing a song!~」曲中にはにっしーが「みなさん、最高の夏にしましょう!」熱く叫び、ラストの鉄板ソング「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」では、「みなさんの好きなアーティストさんのタオルとか回してください! いいですか!」と、煽り続けて、早くも夏のお祭りらしい盛り上がりで会場をひとつにしてみせた。

アッパーな楽曲もバラードも披露して、彼ららしいライブを見せたソナーポケットに続いて登場したのは、「a-nation Tokyo!! みなさん元気ですかー!」と、あみたを筆頭におそろいの蛍光イエローの衣装で元気に飛び出してきた、SUPER☆GiRLS。会場を常夏ムードへと変えた彼女たちは、「MAX!乙女心」「常夏ハイタッチ」「プリプリ♥SUMMERキッス」の3曲の夏うたを全力でパフォーマンスした。

登場とともに大きな歓声が上がったのは、テレビ朝日『関ジャニの仕分け∞』の採点カラオケ対決で無敗の歌姫として、今、乗りに乗っているMay J.。フルバンド+ストリングスをバックに、一青窈のカバー「ハナミズキ」で会場を引きこむと伊藤由奈のカバー「Precious」で、完全に味の素スタジアムを圧倒する。言うまでもなく、両曲ともに『関ジャニの仕分け∞』でMay J.がカラオケ披露し、世間に大反響を巻き起こした作品だ。

「<a-nation stadium fes.>みなさん楽しんでますか?」

笑顔をみせたMay J.は、懐かしの大ヒット曲「Garden」や「Beautiful Days」などを次々に披露し、カバー曲、オリジナル曲織り交ぜたステージで楽しませた。

ファッションショーやJSDA Dancerのステージに続いて、シューティングステージに登場したのは、昨今、出演したアイドルイベントでは、唯一のメンズ・洸くん人気が急上昇中のDream5。この日のステージには<a-nation>といえばのTRFこそ出演していなかった(TRFは8月31日公演に出演)が、代わりに彼らによる「EZ DO DANCE」から「CRAZY GONNA CREAZY」へのメドレーで、会場も一気に沸く。

Global Astro Liner号からTOKYOへ通信のようなボイスとカウントダウンからステージインしたm-floは、「All Want Is You」などで夕暮れ時の味の素スタジアムをパーティー会場へと変貌させる。去る8月11日に国立代々木競技場第一体育館にて開催された<VERBAL Presents OTO_MATSURI 2013 × m-flo TOUR "NEVEN" Special Final>とともに、2013年も<a-nation>で大活躍な彼らのステージには、CREAMのボーカル・Minamiも早々に登場。ちなみにm-floの後輩にあたる彼女は、CREAMとしての活躍に加えて、Staxx Tとともに様々なアーティストへも作品を提供するクリエイターでもある(ちなみに最初に書いた作品は、BoAの「BUMP BUMP!」)。

ノンストップで味の素スタジアムを盛り上げたm-floのステージに続いては、ひときわ夏が似合う倖田來未。「a-nation Tokyo!! 行くぜ!」とシャウトしたくぅちゃんを迎えるように、ステージには特効の火柱が爆発する。Tシャツを羽織ったスポーティーな姿で最新シングル収録曲「IS THIS TRAP?」を歌い上げた倖田來未は、「Boom Boom Boys」でシャツを脱ぎ捨てて露出度も大幅アップ。そのまま「Bling Bling Bling」では水を浴びて濡れる肌を光らせながらパワフルにドラムを叩くパフォーマンスを見せるなど、夏っぽさを全開にして会場のテンションをガチ上げる。

「<a-nation>盛り上がってますか? ありがとうございます。私、2年ぶりですね。男の子を出産してお休みしてたんですが、2年ぶりに戻ってきました! すごい緊張してるんですが、あたたかく会場のみなさん盛り上がってくれますか? 昨日、うちの妹のみーちゃん(misono)が出てたんですよ、今日も観に来てくれるんですが。」

そんなMCを挟んで、倖田來未の名バラード「愛のうた」を熱唱。光るうちわの青い光が、陽の落ちた味の素スタジアムをブルーに染め上げる。幻想的な光景に、倖田來未も「ありがとう! 後ろのみんなも見えてるからね!」と客席ひとりひとりを指差しながら、笑顔を見せる。

なお、ステージには、なぜかブタ鼻をつけた渡辺直美が「愛のうた」を熱唱しながら登場するサプライズも。「ちょっとちょっと! 歌めちゃめちゃ上手いじゃないですか。」と、慌てる倖田來未に「来ちゃいました!」という渡辺直美。さらにラスト「Poppin'love cocktail」では、さらにブタ鼻を付けたハリセンボンの近藤春菜も加わって、まさにお祭り騒ぎなステージが展開された。

蛍光カラーの衣装で登場し、「Breaking News」「Boys Meet U」など派手なステージを終始展開し、ファンを喜ばせたSHINee。そして<a-nation>もいよいよ終盤に。

ayu直々に大トリ前のステージを指名した氣志團が、特攻服に身を包んで房総から(?)味の素スタジアムへ降臨。「BE MY BABY」のSEからの「俺たちには土曜日しかない」「恋人」と昇竜拳を放ちながら次々にぶっこむと、会場は笑顔と大歓声で応える。

MCで綾小路翔が「all right! all right!! <a-nation> all right!!! all right!!!! こんなもんじゃねーだろ。みんな、俺たちが浜崎あゆみ親衛隊・氣志團だ。なんで俺たちが来たかわかるか? わかる? 俺たちはただ、ayu姫が最高のテンションでやるために、この場を温めにきたんだ!」とシャウトすると、思わず歓喜する観客。そして氣志團は、体感セールス200万枚の「One Night Carnival 2013」などで、「俺たちは浜崎あゆみに恋しているのさ」と、浜崎あゆみ親衛隊としては十分過ぎるほどに会場をひとつにする。しかしこれだけでは満足いかない綾小路翔。「もうひと盛り上がりしないとayuちゃん呼べねーよ! 時間? 関係ねーよ!」と、「BOY MEETS GIRL」を披露するも、この曲、そもそも予定になかった楽曲。スタッフのステージ強行突入によって、綾小路翔は抱えられながらピリオドの向こうへと去っていった。

夏の終わりは味の素スタジアムで見上げる花火。誰に決められたでもなく、まるで儀式のようにいつの頃からか、そんな夏の終わりを過ごしている人も多いことだろう。2013年の<a-nation>の全日程を締めくくるステージに、いよいよ最後のアーティストを迎え入れる。

黒のビジュー付きボディースーツで姿を見せた浜崎あゆみ。ayu一座とともに炎も吹き上がる「INSPIRE」から始まったステージは、「Rule」で「行くぜ東京!」と、ボルテージを爆発させると、「Moments」では早くも衣装を着物ドレスへとチェンジ。さらに「TO BE」「HANABI」では白のシフォンドレスに早替えし、そしてミニ浴衣など全5パターンの衣装を用意するなど、数々の衣装とともに、一気に観客を浜崎あゆみの世界へと引き込んでいく。それはまるで、<a-nation>のステージが、浜崎あゆみのワンマンライブだったのかと錯覚を覚えてしまうほど。

さらに「Greatful days」からの「Sunrise ~LOVE is ALL~」そして「Boys&Girls」など、夏を感じさせる大ヒット曲のメドレーでは、ayuとダンサーズがトロッコに乗って会場をぐるりとまわりしながら、会場全体の気持ちをしっかりとひとつにしていく。歌って踊って騒いでの左右に揺れる幾つものブルーの光の向こう側を移動していくAトロッコは、さながら夏の海を走る船のようである。

陽もすっかりと落ちて、風もどこか肌寒い中での「You&Me」でも、「まだまだ行くよ!」と、夏の終わりをまったく感じさせないayuのきらびやかで熱いステージ。しかし、やはり終わりの時は刻一刻と近づいている。いよいよラストの楽曲へ。

「それでは、2013年<a-nation>最後の曲になります。聴いてください。」

この日、集まった5万5000人のオーディエンスの、夏の最後を飾った楽曲は、毎年、<a-nation>の最後を飾る曲としてもおなじみ「July 1st」。ayuは、去りゆく2013年夏の思い出にもう1ページ加えるように、熱く激しく歌い上げていく。

「Thank you <a-nation>! ありがとうございました!」

そして、味の素スタジアムの空を彩る花火。

こうして、少しの寂しさと切なさを残して、総動員数70万人を記録した2013年の<a-nation island & stadium fes.2013 powered by ウイダーinゼリー>は、その幕を閉じたのだった。


text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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◆a-nation island&stadium fes. 2013