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【ライブレポート】℃-ute、初の日本武道館公演。森高千里も「雨」で祝福


℃-uteの日本武道館公演<℃-ute武道館コンサート2013『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』>が、9月10日に開催された。ライブには、サプライズで事務所の先輩である森高千里も花束を持ってステージに登場。℃-uteの晴れ舞台に華を添えた。

◆<℃-ute武道館コンサート2013『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』>画像

前日9日と2日間開催となった同公演は、ともにチケットはソールドアウト。℃-ute単独での日本武道館はこの2Daysが初めてであり、また、モーニング娘。以外のハロー!プロジェクト所属グループが日本武道館で単独公演を行なうのも初めて。さらに9月10日は、長年にわたってメンバーとファンが大切な記念日と位置づけ、2013年には一般社団法人日本記念日評議会によって公式認定された“℃-uteの日”ということもあって、1万人のファンがこのメモリアルライブに足を運んだ。

客席を埋めたのはファンだけではない。いまや、ほかのアイドルグループからも、その高いパフォーマンス力から一目置かれる存在となっている℃-ute。事務所の後輩・吉川友はもちろん、アイドル戦国時代を形成するいくつかのアイドルグループや、そのメンバーも℃-uteのステージを観覧していた。

ファンの期待と熱気がついに爆発したかのような大歓声とともに「Kiss me 愛してる」から公演はスタート。最初のMCでは、BOΦWYのファンを公言している岡井千聖が、1986年7月2日に行なわれたBOΦWY初の日本武道館公演で氷室京介が放った名台詞を真似て「ライブハウス武道館へようこそ! ここは東京だぜ?」と言い放つ。大好きなアーティストと同じステージに立ち、同じ台詞を口にする。実に満足そうである。

武道館公演で℃-uteは、11月6日発売予定の新曲「都会の一人暮らし」のほか、9月4日にリリースされたアルバム『(8)Queen of J-POP』収録曲など全24曲を披露。9月15日より全国ツアー<℃-uteコンサートツアー2013秋『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』>が行なわれるため、詳細をお伝えすることは控えるが、ライブでは、高い評価を得ている歌唱力を存分に聴かせるアカペラあり、電飾衣装あり。℃-uteは、アグレッシブなパフォーマンスで会場を煽り続け、集まった1万人のファンはそんな彼女たちの姿に、終始、熱狂した。

「(2020年の)東京のオリンピックではですね、ここ日本武道館が柔道の会場になるんですよ。もうね、あの、世界からいろんな選手の方がここに集まるんだと思うと、今からゾクゾクしますけども、そういうのが決まってから、コンサートでこうやって日本武道館に立つのは℃-uteが初めてということで。光栄だなって思います。今、アイドル戦国時代と言われているじゃないですか。だから、ほかのグループをまとめて一本背負いして、金メダル獲りたいと思います。頑張ります!」── 矢島舞美

またMCでは、オーディションを受けた11年前から今日までを振り返るトークコーナーも。鈴木愛理は、ツアーの千秋楽に撮り続けている全スタッフ含めての集合写真の中で、2ndツアー< ℃-uteコンサートツアー 2007春 ~ゴールデン初デート~>の集合写真がないというエピソードを披露。

岡井千聖は、「ギリギリ人生」というテーマで自身の体重について話し始める。「50kgにならなかったら平気だろう」という考えのもと、49kgが標準体重だと思っていた千聖。「そう思って過ごしていたら、今まで、あんなデブな時期が。」と、自虐的なネタで笑いが起こって話が終了する……かと思いきや、「てゆーかさ、ギリギリじゃなくて53kgの時代あったじゃん?」と、中島早貴が岡井に話を振る。岡井は、「待って待って。武道館でさ、知らない人もいたかもしれないのにこんなところでそんなこと言うことじゃないじゃん!」と狼狽し、そして開き直ったのであった(※ 編集部 注:岡井千聖の53kg時代とは具体的には< ℃-uteコンサートツアー 2009春 ~AB℃~>の頃)。

萩原舞は、11年やってきた中で℃-uteを辞めたいと思った時の話。インディーズでは8人、メジャーデビュー後は7人組として活動してきた℃-ute。2009年、有原栞菜と梅田えりかが相次いで卒業して5人になって「SHOCK!」を歌っていた頃、そのほか様々な要因も重なって、萩原舞も一度は辞めることを決意したことがあった、と、告白する。すると、今度は岡井が、「その件については、すっごい舞ちゃんを恨んでることがある。」と、食いつく。

当時、ふたりでお風呂に入っていた時に、「千聖……、誰にも言ってないんだけどさ、舞、来年の春に℃-ute卒業するんだ。」と打ち明けられたという岡井。辞めてほしくないとは思ったものの、「その時は舞ちゃんも悩んでいる感じだったの。長い“文章”をいろいろ言ってくれて。」と、萩原の決心に一定の理解を示す。そして℃-uteの他のメンバーはまだ知らないという話だったため、岡井はひとり秘密を胸に抱え、萩原と残された時間を大切に、時に涙を落としながら頑張ってきたという(結果、何も動きもないまま2013年の今に至っている)。

岡井の面白トークに会場が爆笑する中、萩原は、「ほんとに、辞めなくてよかったってめっちゃ思う。もし、これで辞めてて4人で武道館に立ってたら、すっごいやりたかった! って思うから、ほんとに、やっててよかったって思う。」と、当時のギリギリ人生ならぬギリギリの選択を笑顔で振り返った。

サプライズは中盤に起こった。森高千里「この街」をカバーしてシングルリリースも行っている℃-ute。この日は、つんく♂プロデューサーが、曲間の台詞部分を武道館用に作り替えた形で同曲を披露することになっていた。会場が暗転して、いよいよ曲がスタートすると思ったその時、ステージ下手から、「℃-uteのメンバー、おめでとうございまーす。」と、花束を抱えた森高千里が登場する。驚きの声が上がる客席と、それ以上に大先輩の突然の登場に慌てふためく℃-ute。さらに森高は「それで、つんく♂から手紙を預かってきちゃって。」と、つんく♂プロデューサーからの手紙を矢島舞美に手渡す。これを矢島が読み上げたのち、森高千里×℃-ute「この街」のコラボレーションが実現した(なお、オケは℃-ute verのスローテンポなものでなく、オリジナルver)。

さらに森高千里からもう1曲。歌われた曲は、名曲「雨」。ハロー!プロジェクト最強の雨女・矢島舞美率いる℃-uteの、グループ史に残る出来事のひとつとなった初の日本武道館単独公演。この日、開演までに彼女たちのトレードマークにもなっているような雨こそ降らなかったが、代わりに大先輩による「雨」が日本武道館を包み込んだのであった。

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