ウィルコ・ジョンソン、ラスト・アルバムの制作を決意

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ウィルコ・ジョンソンが、ロジャー・ダルトリーと共にラスト・アルバムのレコーディングを行うようだ。

◆ウィルコ・ジョンソン画像

手の施しようがない末期の膵臓がんと診断され、余命わずかと宣告されたウィルコは、9月初めに開催されたGQメン・オブ・ザ・イヤーでザ・フーのロジャーと出会ったことがきっかけとなり、ロジャーとタッグを組んで残された限りある日々を過ごそうと考えたという。

「医者からは1月に、10月までの余命だと言われたんだ。でも、2014年まで延命できるかもしれないともね。だから逝ってしまう前に一緒に何かできないかと思ったんだ。レコーディングしたい楽曲が幾つかあるんだ。診断された直後に幾つか作曲したんだよ」

芳しくない病状ではあるが、今回の新作で陰鬱な曲を作るつもりもなく、楽曲の中でガンに触れることも一切ないと言い切っている。

「でも、暗い曲にはしないさ。そういう曲調の楽曲にはしないよ。僕が思うに、これからも作り続けたいのは悲しいのじゃなくて、楽しい曲だと思うんだ。だから葬式の歌みたいのはやらないよ」
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