ジリジリと太陽の熱が肌を焦がす昼下がりの時間にRESPECT STAGEの5番目に出演となったbird。ギタリスト・樋口直彦とアコースティックスタイルでのステージで素晴らしい歌声を響かせてくれた。

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“懐かしい曲を…”と‘99年にリリースしたシングル「満ちてゆく唇」でライブスタート。伸びやかな歌声は徐々に声量を増し、溢れる思いがギターの旋律に乗ってフィールドの傾斜を登るように広がっていく。オーディエンスは暑さに耐えながらも気持ち良さそうに芝生に寝そべったり、恋人と肩を抱き合い聴き入っている。

続く2曲目は「新しい曲をいち早く…。緑あふれる場所で走ると気持ちいいかな」と、もうすぐ発売される9枚目のアルバム『9』に収録されている「RUN」を披露した。

アグレッシヴなギターに情熱的でグルーヴィな彼女の歌声、初めて聴くのに身体はすぐに反応してしまう。その後も、彼女の伸びやかな歌声を倍増させるように、オーディエンスの手拍子がリズムとなって乗っかり時にアッパーに、ファンクにと色彩りを変えて魅せていく。

時間は本当に短く、ラストはデビューシングル「SOULS」へ。今年でデビュー15周年を迎える彼女、長く歌ってきた大事な楽曲が歌う場所や時によって変化するのを楽しんでいるとか。もちろん、この日もその気持ちは同じだ。中津川で…このイベントで…、“いつもどんな感じになるか…好きにやっちゃって♪”と歌う姿は、小柄な彼女の姿を大きく見せた。

優しい小波だったり、雄々しい山のように1つの楽曲でいろんな顔を見せる彼女の歌声に魅せられ、全5曲のステージはあっという間に終わってしまった。

取材・文◎黒田奈保子 撮影◎平野大輔

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