ここはロックフェスの会場というより、どこかの酒場か…。あぁ、メモを取るこの右手のペンをビールに持ち替えたい!! そう思えるほどに、武藤昭平とウエノコウジ、この2人と会場にいる全員とご機嫌に酔っ払い歌い踊りたくなるステージがRESPECT STAGEで繰り広げられた。

◆<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013> 武藤昭平 with ウエノコウジ 拡大画像

「(このステージには)酔っ払いしかいないんだろーな。みんな我々の仲間ですよね」と、ステージに立つ2人はサウンドチェックからビール片手に嬉しそうな顔を見せる。武藤とウエノ、2人の掛け合いは酒場の流しかギター漫談か? はしゃぎながら、早くもステージを楽しんでるようだ。

SEもなく、そのまま「キリンの首」へ進んでいく。すでにほろ酔いらしい武藤の声はしゃがれてより渋みを増している。ガットギターを抱え、ボディでリズムを打ちまくる。「パラダイス・ダンス」ではお祭り騒ぎでオーディエンスをハンズクラップで巻き込み、STINGの名曲「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」ではしっかりと声を聴かせ観客を酔わす。

持ち時間の少なさに憂いつつも、このイベントの主催者である佐藤タイジと集まったオーディエンスに捧ぎたいと「スウィート・タウン」に。熱い気持ちをリリックに込め、「この中津川にまた立ち寄りたい」と言葉を変えてフィールドを沸かす。

さらにボブ・マーリィのこれまた名曲「リデンプション・ソング」でテンションもビールを飲むスピードもアップ!! “飲もうぜ~♪”とスペイン語で乾杯を意味する「サルー」へ。武藤の男臭い歌声とウエノの強烈なギターサウンドが酒場と化したアルコール度数の高いフィールドに勢い良く火をつける。

気付けばもう最後、「アミーガ・アミーゴ」へ。友を想う熱い気持ちを込めた楽曲、最後の最後まで楽しんでやると、武藤はハットを投げ捨てギターのボディをこれでもかと乱れ打つ。ウエノも武藤をさらに追い込むようなギターをかぶせていく。

ステージが終わると、深く深くオーディエンスに感謝を込めてお辞儀をする2人に敬意を表すようにビールを掲げるオーディエンスたち。全7曲、このフィールドで消化されたアルコールはきっとこのイベントで一番だろう。

取材・文◎黒田奈保子 撮影◎平野大輔

■武藤昭平 with ウエノコウジ@RESPECT STAGE SETLIST
1.キリンの首
2.パラダイス・ダンス
3.イングリッシュマン・イン・ニューヨーク
4.スウィート・タウン
5.リデンプション・ソング
6.サルー
7.アミーガ・アミーゴ

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