カート・コバーン、子供時代の家が売りに出される

ニルヴァーナのフロントマン、故カート・コバーンの家族が、彼が子供のとき住んでいた家を売却することにした。コバーンは、ワシントン州アバディーンにあるこの家に2歳から9歳まで住み、一度は離婚した父親と暮らすため離れたものの、16歳から20歳の間また母親とここで生活していたという。

◆カート・コバーン画像

彼の妹キンバリーは「みんな、この家が大好きだったし、素敵な思い出でいっぱいだから複雑な気持ちです。でも、私たち一家はもうワシントンを離れているし、手放す時期が来たと感じました」と話している。

家族は売却を仲介する不動産会社The Agencyのサイトに、現在の家の内観と共に、この家で撮られたコバーンの写真を公開。コバーンが使用していた寝室の壁には、彼が描いたアイアン・メイデンやレッド・ツェッペリンといったバンドの名前、落書き、ティーンエイジャーのとき怒りにまかせ叩いて開いた穴がいまでも残っており、25年以上前のことなのに、つい最近までコバーンがここにいたように錯覚する状景だ。

販売価格は50万ドル（約4,900万円）。数年前、コバーンが11歳から15歳まで父親と一緒に住んでいた家が21万ドル（約2,060万円）で売れた。

Ako Suzuki, London