キンクス、デイヴィス兄弟が再結成に向け話し合い

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キンクスの再結成に向け、デイヴィス兄弟が話し合いを持ち始めたそうだ。2014年は、キンクスにとって結成50周年記念。いまのところ、リユニオンを果たす可能性は50:50だというが、少なくとも、これまで仲が悪かった2人が歩み寄ろうとしている。

BBCのモーニングショー『Breakfast』に出演した兄レイは、こう話した。「わからない…。新しい音楽がないとね。昔のカタログのことは誇りに思ってるよ…、でも、2週間前に弟と話したんだ。なにか新しいことも一緒にやるのであれば、俺はやるって」「交渉中だ…、イチかバチかのね。あいつ、エージェントに相談してるよ!」

一方の弟デイヴは『Rolling Stone』誌にこう話してる。「最初の2回(のミーティング)はよかった。昔のことや来年なにかやろうかってこと、話したんだ。俺は“そうだな、くたばる前になにかやれるはずだ”って思ったよ。ポジティヴだった」

しかしながら、2人の溝がすぐに埋まるわけもなく、早くも3度目のミーティングでデイヴは嫌気がさしたようだ。「(3回目に会ったとき)彼はすごくネガティブで不機嫌で意地が悪かった。ブラック・ホールの中にでもいるようだった…。面倒な奴だよ」

このため、兄と新しい音楽を作るというアイディアには乗り気ではないらしい。「レイと何日もスタジオに入るって気になれない。俺には無理だ」そうだ。

こんな状態ではあるが、2011年にリユニオンの噂が出たときよりはマシ。当時のデイヴは「(リユニオンは)恥だ。車椅子の老人が「You Really Got Me」を歌う姿なんか見る必要ない」と話したほか、兄を「くそったれ」と呼び、「吸血鬼を知ってるだろ?レイは俺のアイディア、感情、創造力を吸い尽くす。あいつと一緒にいるのは俺にとって毒だ。コントロール中毒だからな。あいつはナルシストだ。母が死ぬ前に「お前の兄はお前を助けてはくれないよ」って言っていたのを聞いておけばよかった」などと散々だった。

Ako Suzuki, London
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