鈴木このみ17歳、噴き出す!このみんファンの愛に溢れたBIRTHDAY前夜祭

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2012年にデビューして以来、女性に人気のアニメ『黄昏乙女×アムネジア』や海外で大人気の『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』、そして現在放送中の『フリージング ヴァイブレーション』の主題曲を歌うだけにとどまらず、世界最大のアニソンライブ「アニメロサマーライブ」に2年連続で出場するなど、アニソン業界の風雲児・鈴木このみ(愛称:このみん)が、17歳の誕生日である11月5日の前日、11月4日に前夜祭と称して「鈴木このみ17歳 BIRTHDAY前夜祭 ~みんなで一緒にアニソンうたいまっしょい!!~」をJOYSOUND 品川港南口店のスペースを貸し切り、開催をした。

フリフリのスカートが可愛いらしい、ワンピースを身にまとったこのみんの登場とともに始まったこの日のバースデーイベントの大きな目玉といえば、事前にファンからリクエストされた歌って欲しい曲の中から、このみんが5曲を選曲しカラオケで歌ってくれるのだ。

JOY SOUNDという場所らしく、歌う前にスタッフがキョクナビを持ち出し、入力ミスをしながら選曲するこのみんの姿にファンはほっこり。しかしそれもつかの間、最初の曲はアニメ「とある魔術の禁書目録II」のOP曲、川田まみ「No buts!」と、疾走感のある激しい楽曲にファンの心拍数が急上昇。

勢いそのままに2曲目に行くと見せかけて、突然流れるファンの歌声とバースデーソングに驚くこのみん。実はこの日、本人に渡されていた台本は偽物で、サプライズをするためにスタッフが仕組んだものだったと知り、驚きつつも大喜びする。

さらに会場の後ろから本人のイラストが描かれた特大チョコレートケーキの登場という連続サプライズに思わず頬を緩ませる。

この後にも歌が控えているため全部は食べられないものの、スタッフに一口だけ食べさせてもらい、2曲目を歌う準備に移る。次の曲、アニメ「魔法騎士レイアース」から田村直美「ゆずれない願い」を原曲の良さを失わないようにしつつ、自分らしさを出して歌い上げる。ゆずれない願いは、このみんが生まれる前の曲ということもあり、その曲を知っていたことにファンも驚いた様子だったが「ご年配の方も知っているかと思い歌いました!」と、気遣いつつも優しいボディーブローをしてくるこのみんに会場から笑いが起こる。

3曲目は「伊藤由奈」の「Trust you」。力強く歌った前の2曲から一変、伸びのある透き通る歌声に、イベントと同時に生放送をしていたニコニコ動画では「うまい!何だこれは!」と驚くコメントが流れる。パワフルな歌声ばかりじゃない“このみん”を見せつけた。4曲目「SPLASH FREE」は今夏大ヒットしたアニメ「FREE!」のED曲。男性が歌う曲を1曲歌いたいとのことで選曲された本曲に、このみんも作品のファンだったのだろうか、歌っているうちにキレのあるダンスをステージ上で繰り広げ、会場を盛り上げる。

カバー曲カラオケのラストはアニメ「となりの怪物くん」から、戸松遥の「Q&Aリサイタル!」が流れた瞬間に会場が沸く。ファンは曲を事前に知らされてないにもかかわらず、完璧な合いの手や「このみん!このみん!L.O.V.E!このみん!」のコールをされ、照れつつも可愛らしく舞いながら歌うこのみんの姿に、ファンの胸・BARKS取材陣の胸が撃ち抜かれ、JOYSOUNDが歓声で揺れた。

カラオケパートが終了し、ニコニコ生放送の終了時間が迫る中、最後に本人が歌う楽曲をニコ生投票で選んでもらう。選択肢の「AVENGE WORLD」「世界は疵を抱きしめる」「囚人-Paradox2013-」「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」の中から、圧倒的多数で選ばれたのは「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」だ。

激しいロックに突き抜けるこのみんの歌声に加え、男性パートであるキバオブアキバの部分を会場にいるファンがシャウトがかった声で歌い、会場の熱量がさらに上がる。そしてアンコールでは新曲「AVENGE WORLD」「世界は疵を抱きしめる」と、疾走感のある曲で長いようで短い1時間30分の第1部を締めくくった。

──第2部──

ニコニコ動画の生放送が終了し、ここからは会場に訪れたファンだけが楽しめるステージだ。第1部の可愛らしさとは対照的にセクシーな衣装を身にまとい登場したこのみんに会場から「かわいいー!」の声。

第2部のスタートはクローズドらしく、11月27日発売の5thシングルに収録される、歌・鈴木このみ×詞曲・囚人による新ユニット「Chant-LA(シャントラ)」の未公開曲を初披露。緩急のある曲調に多彩な音程、優しい歌声の中にも力強さを感じることができる音楽にさながら帝国劇場でミュージカルを見ているような気分になる。

シャントラについて「ミュージカルっぽい曲で、物語性が全面に出ているのでその雰囲気を壊さないように、アニソンとは違う歌い方を駆使してみました。スローテンポでクラシカルな曲は初挑戦であったのですが、実は小学校の時はミュージカルなどに出演していたので、その時の歌い方を思い出しながらやりました!」と語り、会場からは感動の拍手。

ここでスペシャルサプライズゲストとして作曲家・アレンジャーのck510こと後藤康二の登場。デビュー当時から知っている後藤が、このみんの印象について聞かれると「一番最初にであったのはスタジオで、去年の横浜アリーナで再会し、今日で三回目。会うごとに美しくなられている」と話し、「その通り」だと言わんばかりの首肯と拍手で会場が満たされる。

そして久々のck510とこのみんの再会ということもあり、この日だけのギターと歌のセッションで「DAYS of DASH」と「夢の続き」のアニメ「さくら荘のペットな彼女」メドレーをし、最後までファンを酔いしれさせる。そしてイベントの締めとして会場に訪れたファンとこのみんの皆で集合記念写真を撮り、プロデビュー後、初のバースデーイベントに幕を閉じた。

イベント終了後、このみんと当日司会をしていた竹山さん(KADOKAWA)にBIRTHDAY前夜祭の感想や今後について聞いてみた。

──今回初めてバースデーイベントやられてどうでした?

このみん:明日で17回目の誕生日を迎えるんですが、今まで1番色んな方に祝ってもらえた誕生日だったなと思います。温かく盛大に祝ってもらえてとても幸せです。

──デビューしてから2年目でバースデーイベントをやり、抽選漏れまで出てくるというこの状況は凄いなと率直に思います。

このみん:誕生日を100人近くの人が祝ってくれるというのは、こうして歌っていないとあり得ないわけで、歌っていて良かったなと思いました。

──来年もやりたい思いはありますか?

このみん:是非!来年も。

竹山:その時は20曲くらいの卒業ライブをやりたいなと(笑)。

このみん:ラストJKですね。

──高校卒業後は大学に行かれるのですか?それともアーティスト活動に専念するのでしょうか?

このみん:アーティスト活動に専念したいところなんですが、やはり大学に行ってもう少し学びたいなと思っています。なので、東京に引っ越して大学に行きたいなと。

──ということは今後、関東圏でたくさんイベントがありそうですね。

竹山:倍の倍の倍くらいでやります(笑)。今年は東京・大阪以外でもイベントをやるようになったり、アニソングランプリの韓国大会へゲストで行かせていただいたり……。

──韓国に行かれたのですか?

このみん:はい!初の韓国でした。

──韓国と言えば食べ物が美味しいと聞きますがいかがでしたか?

このみん:食べ物めっちゃ美味しかったです!色々食べて美味しかったのですが、一番は屋台のイカ焼きでした。イカが好きで、昨日も文化祭でイカのチヂミを二つ食べました(笑)。

──今現在、活躍されていて色々なイベントから引き合いがあると思うのですが、こういうイベントに出てみたいなというのはありますか?

このみん:今日はアットホームな感じのイベントだったのですが、それって結構新鮮だし、ファンの方との距離も凄い縮まるなと自分が今日やってみて改めて感じることができました。なので今後はファンの皆さんと距離が近いイベントに出たいなと思います。

──11月27日に発売される「AVENGE WORLD/世界は疵を抱きしめる」について、どういった人に聴いて欲しいですか?

このみん:きっと今回の曲はOPもEDも今まで以上に激しい曲になっており、燃えるアニソン好きな人に是非聞いてもらえれば、きっと気に入ってくださるかなと思います。カップリングのChant-LA(シャントラ)についてはミュージカル調の曲なので、ミュージカル好きにはもちろん、アニソンを知らないという人も曲を聴けば物語が分かるようになっているので是非、聴いていただきたいなと思います。

5thシングル「AVENGE WORLD / 世界は疵を抱きしめる」
2013年11月27日(水)発売
[CD]ZMCZ-8911 \1,260(税込)
作詞:畑亜貴 作編曲:囚人
[収録曲]
1.TVアニメ「フリージング ヴァイブレーション」OPテーマ「AVENGE WORLD」
2.TVアニメ「フリージング ヴァイブレーション」EDテーマ「世界は疵を抱きしめる」
3.「シャントラ-絶対依存の歌姫- よりOP.0」/Chant-LA
4.TVアニメ「フリージング ヴァイブレーション」OPテーマ「AVENGE WORLD」(Instrumental)
5.TVアニメ「フリージング ヴァイブレーション」EDテーマ「世界は疵を抱きしめる」(Instrumental)

◆鈴木このみ オフィシャルブログ
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