ロストプロフェッツ「イアンには自分のしたことに対し責任を取ってもらいたい」

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ロストプロフェッツのフロントマンだったイアン・ワトキンスが児童への性的虐待容疑を認めたことに対し、元バンド・メイトのジェイミー、リー、ルーク、マイク、スチュの5人が土曜日(11月30日)、Facebookに声明を発表した。

◆ロストプロフェッツ画像

「今週初め、イアンに対する児童への性的虐待疑惑が事実であり、彼が裁判で争う意思がないことを知った。僕らはそれまで、とてもじゃないが信じることができず、全て間違いだろうとの望みを抱いていた。悲しいことに、彼のおぞましい行為が事実だったのはもはや否定しようがない」

「当然、君たちの多くは、僕らがイアンのやっていたことに気づいていたのかどうか知りたいだろう。はっきり言う。僕らは知らなかった。イアンが難しい性格なのはわかっていた。彼と僕らの関係はこの数年、一緒に何かをやるのは常に困難で惨めだというところまで悪化していた。しかし、彼のドラッグ問題や自己中心的な言動、それによりバンドの中に支障やフラストレーションが生じていたとしても、僕らは、彼にこの種の行いができるとは思ってもいなかった」

「僕らは、明らかになったことに対し悲嘆に暮れると同時に、怒りや嫌悪を感じている。これは生涯、僕らを悩ませるだろう。バンドにいることはいつだって、報酬目当てではなく、みんなをインスパイアするのが目的だった。彼らを利用するためじゃない。こんなことが起きるなんて、いまだに信じられない。かつてとても親しくしていた誰かが、たくさんの人の人生を破壊し、あらゆる面で嘘をついていたなんて」

「イアンに裏切られた家族、ファン、友人、そして何よりも彼が起こした犯罪の被害者に対し気の毒に思っている。正義を求めるが、イアンには自分のしたことに対してきちんと責任を取ってもらいたい。ほかにも被害者がいるならば、当局と連絡を取ることを強く勧める」

2012年12月ににワトキンスが逮捕されて以来、活動を休止していたロストプロフェッツは10月1日に解散を表明。ワトキンスへの判決は12月18日に下される。

Ako Suzuki, London
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